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イタリア・ヴェネト1000円台赤ワイン テッレディライ・アーチニ・ロッシ2015
イタリアのヴェネト州のカベルネ・ソーヴィニョン100%です。私のワインメモを見ても、ヴェネト州のカベルネはこの1本しか記録していませんでした。ひょっとすると珍しいのかもしれません。
私が飲んだヴェネト州の赤ワインは、ブドウ品種がコルヴィーナかコルヴィーナ・ヴェロネーゼ主体のものばかりです。コルヴィーナ・ヴェロネーゼは、ヴェネト州を代表するワインの1つアマローネ(このブログの他の記事)のブドウ品種になります。独特な品種、独特な製法により非常に美味しい独特なワインができあがります。機会があれば、ぜひ試していただきたいワインの1つです。
話をカベルネ・ソーヴィニヨンに戻すと、この品種のイタリアでの栽培の歴史は100年以上あり、全域で造られていますが、伝統的な品種ではないため、イタリアの格付(原産地呼称制度)に認定されないワインになってしまう場合があります。この話で有名なのが、トスカーナ州でカベルネ・ソーヴィニョンを使った素晴らしいワインを生産していますが、原産地呼称制度上は、保護された名称となっていないワインです。しかし、その品質の高さからスーパー・トスカーナ(スーパータスカン)と呼ばれるようになり、ある種ブランド化しています。1例として、サッシカイヤなどがあります。高価なので1本だけセラーに入っています。飲んで記事にしているものでは、カジノ・デッレ・ヴィエ2013 イルパラジオ(このブログの他の記事)があります。非常に美味しくてリピートしています。
さて、脱線しまくりましたが、ヴェネト州で造る、カベルネ・ソーヴィニョンの味わいはいかがでしょうか。
イタリア・ヴェネト1000円台赤ワイン 生産者カディライオ
生産者情報は購入先のエノテカさんのページをご参照ください。
イタリア・ヴェネト1000円台赤ワイン カ・ディ・ライオの感想
フレッシュな赤系果実と黒系果実、少しスパイスの香り。口に含むと、フレッシュな黒系果実と赤系果実を同時に頬張ったような味わい。タンニンは程よく感じられ滑らかさもある。濃厚さも感じるボディはしっかりと骨格がある。しかし、フレッシュさが同居した飲みやすい味わい。
私がイメージするイタリアのカベルネ・ソーヴィニョンの見本のようなワインです。フランスの同価格帯のカベルネ・ソーヴィニョンと比較すると、イタリアの方が明らかに陽気な印象を受けます。地中海の太陽をしっかりと浴び、元気に育ったブドウなんだろうと思います。
フランスの濃厚で深淵な雰囲気と違い、フレッシュで、かつ濃厚で、温かみを感じるワインです。フランスのボルドーの同価格帯のカベルネ・ソーヴィニョン主体の赤ワインと1度飲み比べていただきたいと感じます。グラスを2つに注いで、交互に飲むとはっきりと同じブドウ品種のカベルネ・ソーヴィニョンでも、ワインのイメージが異なると言っている意味がご理解いただけると思います。
イタリア・ヴェネト1000円台赤ワイン カ・ディ・ライオの基礎情報
1 生産地:イタリア>ヴェネト州
2 葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
3 参考価格:1000円台~
4 購入先:エノテカ
エノテカ・オンラインのおすすめの活用方法のポイントを解説
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・同じくヴェネト州の上記アマローネと同じ生産者、同じブドウ品種を使ったお値打ちワイン。高価なアマローネの前にまずはこちらで試すのも良しです。
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