今回のワインは、かなり以前にtwitterでマイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシックス・センス・シラーが美味しいと評判になっていたので、いつか買おうと記憶していたワインです。
また、以前購入したマイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシャルドネも非常に美味しかったので、このワイナリーの他のワインも飲んで行こうと思っていました。
今回ついに購入したシックス・センス・シラー。アメリカのシラーで造るワインは好みのもの場合が多いので、その意味でも楽しみにしていた1本です。
そんなワインの感想です。
目次
マイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシックス・センス・シラー2018
エチケットが特徴的だったので、パノラマで撮ってみました。ワインを飲みながら、この図柄を読み解くのも楽しいです。
マイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシックス・センス・シラーの情報は輸入元のフィラディスから抜粋・引用しています。
フィリップ兄弟は1982年にカリフォルニアで最初のシラーを植樹した一人。マイケルは息子のケヴィンと一緒にブドウ栽培の伝統を継承。これはケヴィンが初めて栽培マネージャーとして従事した畑の1つで、彼はフィリップから数えて6代目に当たることからこのワイン名がつけられている。ぎっしりと詰まった赤系フルーツの濃厚パワフルな味わいがこれでもかと襲ってくるようなストロングスタイル。
詳しくはこちら(フィラディスのページ)
シックス・センス・シラーの生産者:マイケル・デイヴィッド・ワイナリー
シックス・センス・シラーの生産者:マイケル・デイヴィッド・ワイナリーの情報は輸入元のフィラディスから抜粋・引用しています。
ローダイ・ルールに基づくサスティナブル農法の認証を受けています。このローダイ・ルールは非常に厳しい基準とのことです。
ワイナリーの負担が非常に多くなるとは思います。
しかし、健全な土壌を維持することができるため、持続的に健全なブドウが造られ、その結果、持続的に素晴らしいワインが造られると思います。
経営的には決して易しくはありませんが、サスティナブル農法で、ぜひ美味しいワインを造り続けて欲しいですね。
詳しくはこちら(フィラディスのページ)
ワイナリーの設立は1984年。ローダイとソノマで今や300ヘクタール以上のブドウ畑を所有しています。彼らはローダイの「サステナビリティー・ムーヴメント(持続性のある農業推進運動)」のリーダーであり、カリフォルニアのワイン栽培地域の環境活動の青写真となっています。
マイケル・デイヴィッドのワインを造るブドウ畑はすべて”ローダイ・ルール”という独立機関によって”サステテナブル”と認証されている。ローダイ・ルールはカリフォルニアにおける独立した最初の第三機関である。
土地の活性化、水管理、大気管理、地域社会コミュニティや従業員に対するより良い取り組みをモットーとしている。ローダイは全米において最もサスティナビリティ認証の畑が多く広がるエリアで200ha以上の畑にも及んでいる。
マイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシックス・センス・シラーの感想
透き通らない濃密で、艶のある美しい赤紫色。照明にかざすと辛うじて光を通す。
抜栓直後から熟したブラックベリーなどの黒系果実、ロースト香、ココア、サンダルウッド、甘いスパイスなどの香り。非常に素晴らしいコクのある香りです。
濃厚で甘やかで、それでいて、少し爽やかな香りもします。コクのある香りは樽由来だと思われます。
スワリングすると、甘やかなスパイスと爽やかなスパイスがさらに強まります。そして、タバコ、スモーク、カカオなどの香りが更に加わり、より奥行きを感じさせます。
若いヴィンテージなのに、深みがあり、複雑な素晴らしい香りです。
口に含むと、やや熟したブラックチェリーやブラックベリー、ブルーベリー、カシスなどの様々な黒系果実、ココア、ローストした香ばしさ、少し煮詰めた果実、クレームドカシス、シナモンや黒胡椒などのスパイスの味わい。
少し酸味があり、ボディには滑らかさがあります。そのためか、繊細なタンニンが豊富にあり、渋味は少し感じるものの、あまり気にならない。
それよりもやや熟した黒系果実やココア、ローストした香ばしさ、煮詰めた果実などの甘やかさもあるコクに味覚が集中します。また、スパイシーなところはシラーっぽいです。
余韻はカカオやロースト香などの香ばしさや、やや熟した黒い果実の旨味などが、非常に長く続きます。
味わいにはコク、香ばしさ、甘やかさ、スパイシーさなどがあり、複雑で奥行きがあり、美味しいです!
カリフォルニアの赤ワインを飲むとよく感じるのが、若いヴィンテージなのに、酸味があまり気にならず、円やかで香ばしい深みがあるところです。
香りだけでなく、味わいも同様で若くても美味しく、熟成を重ねてもそれ程変わらず、美味しいです。
今回のマイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシックス・センス・シラーも例に漏れず、若くてもコク旨感のある非常に美味しいワインでした。
シックス・センス・シラーの場合は、もう少し熟成すれば、さらに円やかになり、深みが出そうな印象も受けましたので、数年寝かせて飲んでも面白そうなワインです。
ブドウ品種シラーのおすすめのカリフォルニアワインです。機会があれば、是非!
マイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシックス・センス・シラーに合わせた料理
・ラム肉肩ロースステーキ:イタリアンバール・ピエーノ。@大阪市中央区。
今日も家籠りでUber eatsで注文。マイケル・デイヴィッド・ワイナリーのブドウ品種シラーを開けようと決めていたので、シラーに合いそうなラムのステーキをオーダーしました。デリバリのおかげで、自宅でラムのステーキが食べられるなんて、いいですよね!
ラムの肩ロースは歯応えがあるけれど柔らかく、容易に嚙み切れます。噛むほどにラム肉の旨味が現れます。ラム肉の香りが少しだけして、ラム肉らしい美味しさを形作っています。ソースをかけると肉にマッチして、さらに美味しいです。
ワインに合わせると、僅かに感じたワインの渋味が収まり、濃密で、かつ、より滑らかな液体に感じます。ワインの熟した果実やロースト香などの甘やかで香ばしい香り、味わいにあるスパイシーな部分、そして、コクのある旨味がラム肉とよくマッチします。
また、果実の酸味などのフレッシュ感は抑えられます。その結果、ワインはよりマイルドになり、さらに落ち着きのある味わいになります。
しっとりと落ち着きのあるワインとラム肉の美味しいペアリングになりました!
やはりシラーとラム肉は合いますね。ラムや鹿、猪、鴨などジビエとシラーは良く合いますよね。
マイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシックス・センス・シラーの基礎情報
・ワイン名:シックス・センス・シラー2018
・生産者:マイケル・デイヴィッド・ワイナリー
・生産地:アメリカ>カリフォルニア州>セントラル・ヴァレー>ローダイ
・葡萄品種:シラー、少量のプティ・シラー
・原産地呼称等:AVAローダイ
・栽培・醸造法等:サスティナブル農法。ローダイ・ルール認証。新樽率33%、フレンチバリック(225L)で12ヶ月熟成。
・インポーター:フィラディス
・参考価格(ネットショップ):3000円位~
・購入先:トスカニー イタリアワイン専門店(楽天市場)
3102円で購入。
アメリカワイン関連のおすすめ記事
マイケル・デイヴィッド・ワイナリーのシックス・センス・シラーはブドウ品種シラーで造る美味しいアメリカワインでした。
そこで、同じくマイケル・デイヴィッド・ワイナリーが造るシャルドネのワインの感想の記事のリンクを貼っておきます。非常に素晴らしいシャルドネですので、ぜひ試していただきたいワインです!
もう1本はアメリカのワシントン州のゴードン・エステートが造るブドウ品種シラーの素晴らしいワインです。このワインは一緒に初めて飲んだ方は香りと味わいとも驚く表情をされます。分かりやすく非常に美味しいです。但し、最近見かけないので、終売の可能性ありですが…。ゴードン・エステートのワインはカベルネソーヴィニヨンやメルローも同レベルに美味しいですので、機会があればチェックしてみてください。
シャルドネ2017/マイケル・デイヴィッド・ワイナリー
2800円台~。カリフォルニアワイン。パッションフルーツ、バナナ、桃、蜂蜜、少しバターっぽさ、清涼感のあるハーブの香り。口に含むと、パッションフルーツ、バナナ、バター、蜂蜜、フレッシュなライムなど南国果実を中心にふくよかな味わいを感じることができる。
シラー2013/ゴードン・エステート
3000円台。抜栓直後から、甘い黒系果実、木をローストしたような柔らかく香ばしい香りがグラスから溢れてくる。濃厚な果実の旨味が口中に広がります。シルキーな舌触りです。
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