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スペイン,ジャン・レオンの3055ロゼ2015
私の良く飲むワインの傾向(赤ワイン、最近は赤・白ワイン)からすると、ロゼづくしと言える程、例年になくロゼを飲んでいます。
色合い、香り、味わい、料理とのマリアージュなど楽しめる要素がロゼにもたくさんあり、非常に楽しめます。
今更ながらロゼの魅力に気付きました。最近飲んだロゼは、下記「関連記事」で、まとめてご紹介しています。
よろしければご参照ください。
特にお勧めのオーストリアのダーニ・ロゼとイタリア、トスカーナのロゼ・デル・ボッロの記事のリンクをここに貼っておきます。
生産者のジャン・レオンでは、赤ワインはメルロー主体のものを2ヴィンテージ、カベルネ・ソーヴィニョン100%を1種を飲んだことがあり、今はセラーにカベルネ・ソーヴィニョン100%が1本入っています。
オーガニックなどの栽培法を実践している生産者です。今まで飲んだ私の印象では、非常にクオリティが高いワインを造っている生産者です。
特に、トーレスの来日イベント(下記写真)で飲んだカベルネ100%は秀逸でした。
そのため、その後購入してセラーインして飲むタイミングを図っています。
ジャン・レオンは今後も追いかけていきたいと思います。
下記は、トーレスのおすすめワインを価格帯別にご紹介している記事です。
3055ロゼの生産者のジャン・レオン
生産者:ジャン・レオンについて、購入先のエノテカさんのページから抜粋・引用しています。
要約するのがもったいないほどドラマチックで面白い内容でしたので、記事の下の方に「生産者について」を設けて、長文を掲載させていただいています。
エノテカオンライン「ジャン・レオン」のページもご参照ください。
スペイン,ジャン・レオンのロゼ ワインの感想
薄めのオレンジ系の色。フレッシュな赤系果実とハーブの爽やかな香り。
口に含むと、酸味が強くない上品な赤系果実、優しく爽やかな飲み口と味わいです。
ボディは滑らかな印象で、上手くバランスはとれている。
酸味が強すぎず、果実の強すぎる主張もなく、バランスが良いので、冷やして爽やかに飲んだり、料理に合わせて飲むのが美味しいかもしれません。
喧嘩する料理が少なそうな、料理に寄り添えるロゼだと思います。
ロゼを飲む機会が今まで少なかったのですが、今年は早い時期から暑かったため、かなり色々なロゼを飲んでいます。
今まであまり認識していませんでしたが、ブドウ品種、生産地、造り手などで多種多様な種類があり、また、それぞれの個性もしっかりと感じられます。赤、白、泡に加え、ロゼも今後探究して行きたくなりました。
スペイン,ジャン・レオンのロゼ ワインの基礎情報
・生産地:スペイン>カタルーニャ州 >ペネデス
・葡萄品種:ピノノワール
・参考価格:2600円
・栽培法:オーガニック
・購入先:エノテカ
スペイン,ジャン・レオンのロゼに関連するおすすめ記事
特にお勧め、オーストリアのロゼ。 ダーニ・ロゼ2018 ヴァイングート・ゼルナー
特にお勧め、イタリア・トスカーナ州のロゼ。ロゼ・デル・ボッロ2017 イル・ボッロ
スペイン,ジャン・レオンのロゼに関連するおすすめワイン
生産者のスペイン,ジャン・レオンについて
生産者:ジャン・レオンについて、購入先のエノテカさんのページから引用しています。ワイン一本が生まれるまでに、これほどのドラマが背景にあると知ると、ますますワインにのめり込みそうですね。
スペインにおける国際品種栽培の先駆けとなるワイナリー、ジャン・レオン。
貧しい移民であったジャン・レオン氏は19歳でアメリカに渡り、ハリウッドでフランク・ シナトラ所有のレストラン「ヴィラ・カプリ」に職を得て長い下積みの後、ビバリー・ヒルズにレストラン「ラ・スカラ」を開業します。
このレストランが、マリリン・モンローやジョン・F・ケネディーといった数々の著名人の信奉を集め、その名はハリウッドの伝説として歴史に刻まれることとなりました。
レストラン事業を成功に導いた後、ジャン・レオン氏は「ラ・スカラ」を訪れる特別な顧客をもてなすべく、自身の手で理想的なワインを造ることを決意します。
1964年にはスペイン、カタルーニャの地ペネデスで念願だったワイン造りをスタート。気候と土壌にこだわって畑を分類し、それぞれ最適の品種を植えています。購入した畑には、シャトー・ラフィット・ロスチャイルドやコルトン・シャルルマーニュといった、フランスの名だたる生産者・生産地の苗木をスペインで初めて植樹。スペインにおける国際品種のパイオニアと言われます。
ワイン生産者としても著名人から愛され、1980年にホワイトハウスで催されたレーガン大統領の就任式では、カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァの1975年が
振る舞われるなど、世界的に高評価を獲得。しかし、大いなる志も半ば、ジャン・レオン氏は病に倒れてしまいます。
そして1996年にその生涯を閉じる2年前、自身のワイナリーを、かねてより交流のあったトーレス・ファミリーの傘下に入れることを決意。
現在では、スペイン屈指の名門トーレス・ファミリーのミレイア女史がジャン・レオン氏の志を尊重し、自社畑のブドウのみ使用、手摘みの収穫、少量生産といった信念を受け継ぎ、優れたワインを世に送り出しています。
2012年にはエコロジーワインとしての認定を取得し、有機農法で丁寧な栽培を行っています。
3055シリーズは、有機栽培の畑のブドウを使用したシリーズ。カタルーニャ州政府の有機農作物認証であるCCCPAEを取得したオーガニックワインです。
“3055”は夢を叶えた伝説の男ジャン・レオン氏を見守った象徴的な数字。
若き日のジャン・レオン氏が、ニューヨークに渡って最初に就いたタクシー運転手のライセンス番号から付けられました。