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シャブリ

調和を感じるブロカールのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロラン

今回のワインはインポーター『テラヴェール』直営のワインショップ『ワイン見聞録』の「Instagram投稿プレゼントキャンペーン」に当選していただいたワインです。

普段は中々買えないシャブリのプルミエ・クリュの熟成が進んだ2007vt、しかも1500mlのマグナムボトルをいただきました。

そして、自宅に届いたワインを箱から出した時に、「ボトルがめっちゃでかい!」とウケつつ、盛り上がりました。

そして、2人で正月に抜栓しましたが、1日で空にしてしまうほど、美味しいワインでした。

そんなワインの感想です。

 

 ジャン・マルク・ブロカールのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロラン2007(マグナム)

マグナムボトルで熟成させると、普通のフルボトルよりも美味しく熟成すると、よくソムリエからお聞きします。

簡単な理屈としては2点あります。

1点目、酸素と接する部分がフルボトルとほぼ同じため、容量の多いマグナムボトルの方が酸化がゆっくりと進むということです。

2点目、フルボトルに比し、瓶の内側のワインの量が多くなり、瓶外の気温の影響を受けにくいということです。結果、保存状態が良いということです。

これらの2点により、良い状態で、ゆっくりと熟成が進むことに繋がり、結果、安定した熟成がしやすく、美味しい熟成したワインになるということです。

確かに今回の2007vtのシャブリ・プルミエ・クリュは、非常に穏やかな風味で、多種多様な味わいや香りがありながら、美しいハーモニーを奏でるように見事に調和したワインとなっていました。

綺麗に熟成した証拠ではないかと思います。

 

素人的には、何より見た目にインパクトがあり、正月や記念日、ワイン会などに抜栓すると、盛り上がること請け合いです。

下記写真は年末年始で抜栓したワイン達(boxワインとマグナムはフルボトル換算にして、合計14本分)

真ん中に鎮座している、ひときわ、でかくて目立つのが、ジャン・マルク・ブロカールのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロラン2007のマグナムボトルです。

ポテッとしていて、何故かくすっと笑ってしまう、微笑ましい形状です。

調和を感じるブロカールのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロランの情報は輸入元のテラヴェールから抜粋・引用しています。

グラン・クリュと同じ丘に唯一存在する特別なプルミエ・クリュ。グラン・クリュ・レ・プルーズの北に位置する南東向きの畑。キンメリジャン泥灰土壌は表土が深くなっていいて肉付きのよい果実味が得られるのが特徴。発酵から約15ヶ月間の熟成まで全てフードル樽で行い、この畑特有のリッチな味わいを引き出している。

詳しくはこちら(テラヴェールのページ)

 

 シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロランの生産者:ジャン・マルク・ブロカール

調和を感じるシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロランの生産者:ジャン・マルク・ブロカールの情報は輸入元のテラヴェールから抜粋・引用しています。

詳しくはこちら(テラヴェールのページ)

1973年、0.3haから始まった「ジャン・マルク・ブロカ ール」。現在、所有する自社畑は 200ha まで増えた。 家族経営のドメーヌとしては広大な畑。

シャブリには大規模生産者が多い。だが、その多くが1970年後半の AOC拡張時に広がった「ポルトラン ディアン土壌」の畑を所有している。ジャン・マルク・ブロカールは北部「ポルトランディアン土壌」ではなく南部のプレイ村に醸造所を構え、その周辺のキンメリジャン土壌のみに畑を所有。

『本来のシャブリは1億5,000万年前のジュラ紀に海の底で形成された「キンメリジャン土壌」から生まれる。キンメリジャン由来のヨードの強いミネラルこそがシャブリでボーヌには無い個性』

1998年から始めたビオディナミ。 今では80%の畑の転換が終了している。

 

 

 調和を感じるブロカールのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロランの感想

シャブリのイメージには無いような素晴らしい黄金色。熟成のなせる技でしょうか。非常に艶のある美しさです。

ややフレッシュなパッションフルーツ、熟したライムやレモン、控えめにメロンやバナナ、胡椒や清涼感のあるスパイス、フレッシュハーブなどの香り。

南国果実感と柑橘柑橘、清涼感のあるスパイス、緑をイメージするフレッシュハーブなど多彩な香りです。

スワリングすると、少しフレッシュなライムやレモンなどの柑橘系果実、パッションフルーツなどの南国果実などの印象が強くなる。さらに、バターやナッツも感じる。

爽やかな果実とふくよかな果実が共に競い合っているようです。

口に含むと、程良い酸味、甘味は感じない。

熟した柔らかい酸味のレモンやライムなどの柑橘系果実、ややフレッシュなパッションフルーツなどの南国果実、やはり香りと同様に、爽やかなスパイス、フレッシュハーブを含む様々なハーブ、ミネラルの味わいを感じる。

シャープなシャブリとふくよかなシャブリの間位の印象でしょうか。

強すぎず程良い酸味の柑橘類、程良いふくよかさの南国果実感、さらに多彩なスパイスやハーブ、ミネラルの印象です。非常に果実味が豊かでジューシーです。

味わいと香りには多種多様な要素がありますが、非常に上手くバランスが取れているワインです。

たくさんの音を使っているのに、聞き心地の良い和音のように、心地よい味わいと香りを造り上げています。見事な調和、まさにハーモニーを奏でています。

抜栓後30分もすると、味わいにバナナなども加わり、多様さがさらに広がりますが、決して濃くなるわけではなく、全体の調和は崩れることなく、素晴らしいバランスが続きます。

 

マグナムボトルはそもそも希少性も高いとのことです。さらに2007vtでということになると、今後ますます手に入りにくくなるので、今回のジャン・マルク・ブロカールのシャブリに興味がある方は売っている内に買っておくのをおすすめします。

通常のフルボトルの若いヴィンテージのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロランも5500円台位からありますので、こちらもチェックしてみてください。若飲みして比較するのも、寝かせて熟成した状態で飲むのも面白そうです。

 

 

 調和を感じるブロカールのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロランに合わせた料理

・チキンと白菜のトマトソース煮:白ワイン(スペインのシーネ・ブラン ガルナッチャ・ブランカ、ワインの感想の記事はこちら)を加えて煮ています。

白菜の旨味と甘味、トマトの酸味、白ワインを煮込んだコクなどが、非常に美味しいチキンに仕上げています。予想以上に白菜が良い役割を演じています。

ジャン・マルク・ブロカールのシャブリと合わせると、トマト煮の酸味が抑えられ、よりまろやかな料理に感じます。

但し、シャブリの多種多様な印象は少し控えめになります。ワインが凄すぎるためでしょう。ちょっと勿体無さを感じますが、いずれも美味しくいただけるので、ペアリングとしては申し分ないと思います。

 

 

アンチョビとトマトのマリナーラ:ピザ・サルヴァトーレ・カーサ

アンチョビがトマトの酸味と相まって、良い味わいになっています。

ジャン・マルク・ブロカールのシャブリに合わせると、アンチョビの風味がそのまま美味しく、ワインの多様さにも影響が殆どなく、どちらも非常に美味しくいただけます。

ピザと合わせることで、柔らかい酸味が少し立ち、より美味しくなります。ワインの多様さを維持していることから、チキンと白菜のトマト煮よりもマッチしています。

 

 

・バラエティ・チーズオードブル:東京デーリー

カマンベール(独) ゴーダ(蘭) アジアーゴ(伊)
グラナ・パダーノ(伊) ミモレット(仏) カマンベール(独)

我が家定番のバラエティチーズ。チーズを一度にあまりたくさんは食べられない我が家は少しずつ複数種類を食べられるメリットは大きいので、この手の商品をよく購入します。

いずれも個性があり、美味しいチーズです。熟成系やウォッシャブル系のような個性が強することのないチーズで我が家にはぴったりです。

ジャン・マルク・ブロカールのシャブリとのペアリングは、もちろんどのチーズと合わせても美味しいです。チーズごとに少しずつ味わいが違って非常に楽しめます。

一番面白い変化をしたのが、カマンベールでした。シャブリに深みを持たせて、よりコク旨感がでました。カマンベールはそのまま食べるよりも、ワインに合わせた方がよりクリーミーでまろやかになります。

あとミモレットもシャブリと合わせることで、予想以上に変化して美味しくなりました。

 

 

・お濃茶ラングドシャ茶の菓

ホワイトチョコやバニラの香りがして、余韻に抹茶がほのかに香ります。口に含むと、まさにラングドッシャの味わいですが、後から追いかけるように溢れんばかりの抹茶の風味が追い付いてきて、非常に美味しいです!

ジャン・マルク・ブロカールのシャブリと合わせると、酸味が強くなり、抹茶が控えめになります。

しっかりとした抹茶の風味はあまり相性が良くないのでしょうか?

合わないわけではいですが、それぞれが非常に美味しいので、いずれも単独の方がおすすめです。

 

 

ジャン・マルク・ブロカールのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロランの基礎情報

・ワイン名:シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロラン2007(1500mlマグナム)

・生産者:ジャン・マルク・ブロカール

・生産地:フランス>ブルゴーニュ>シャブリ>ヴォロラン

・葡萄品種:シャルドネ

・原産地呼称等:AC.シャブリ・プルミエ・クリュ

・気候や土壌:グラン・クリュ・レ・プルーズの北、南東向き斜面。キンメリジャン泥灰土壌。

・栽培・醸造法等:フードル樽で発酵から15ヶ月間熟成。

・抜栓時期:2022.1.

・インポーター:テラヴェール

・参考価格(ネットショップ):12,000円台/1500ml。6000円台~/フルボトル。

 

・購入先:ワイン見聞録(公式ページはこちら

インポーター『テラヴェール』直営のワインショップ『ワイン見聞録』の「Instagram投稿プレゼントキャンペーン」に当選していただいたワインです。

 

 

ジャン・マルク・ブロカールのシャブリ関連のおすすめ記事

ジャン・マルク・ブロカールのシャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォロラン2007(マグナム)を抜栓し、その多種多様な味わいや香りの調和の素晴らしさを堪能しました。

このジャン・マルク・ブロカールは以前にプティ・シャブリを飲んでいます。こちらも美味しかったのですが、確かに今回抜栓したワインとはかなり違うことが分かります。

まずはお手軽なプティ・シャブリからジャン・マルク・ブロカールのシャブリを味わうのも良いのではないかと思います。

 

・プティ・シャブリ2018/ジャン・マルク・ブロカール

2288円。白い花、フレッシュなレモンやライムなどの柑橘系果実、ハーブなどの香り。口に含むと、レモンタルト、柑橘系果実、緑のハーブ、ミネラルなどの味わい。優しさと爽やかさ、満足感のある美味しいワイン!

ジャン・マルク・ブロカールのミネラリーで優しいプティ・シャブリプティ・シャブリ2018/ジャン・マルク・ブロカール。2288円。白い花、フレッシュなレモンやライムなどの柑橘系果実、ハーブなどの香り。口に含むと、レモンタルト、柑橘系果実、緑のハーブ、ミネラルなどの味わい。優しさと爽やかさ、満足感のある美味しいワイン!...

 

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