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南アフリカワイン、ラ・モットのソーヴィニヨンブラン2016
南アフリカ三昧です。まとめ買いした最後の1本です。
このブドウ品種は、私の中では、草原の中で爽やかな風を浴びるのが共通したイメージです。美味しいソーヴィニヨン・ブランは青臭くなく、その爽やかさが上手く他の要素とのバランスを取ってくれます。
と言っても、そんなにたくさん飲んだ経験があるわけではなく、まだまだキャリアを積んでいるところですので、1本1本の味わいに新鮮さを感じています。南アフリカのソーヴィニヨン・ブランは初めてですので、南アフリカの面白さも感じることができるかもしれません。
さて、上述の通り最近買った5本を今回で飲み切りましたが、そもそものテーマとしては南アフリカのいろんなブドウ品種を飲むということでした。今までに飲んだ南アフリカ・ワインではブドウ品種ピノタージュなどの濃厚系のワインが中心でした。そこから比較すると、様々なワインが造られ、様々な味わいがあり、そして、各ブドウ品種の味わいは、やや強調されたような味わいに感じました。ある意味ブドウ品種の個性を分かりやすく表現していると言い換えることもできるかもしれません。また、全般的には、どちらかというと暖かい地域で造られたブドウから造られるワインの味わいかなぁという印象でした。
いずれにしても美味しいワイン達ばかりで、引き続き南アフリカも生産者や生産地域別にも意識して飲んでいきたいと思います。
※リンクは当ブログ内の各ワインの記事に飛びます。
・スタークコンデ・ワインズ、ポストカードシリーズ・エルギン・ピノノワール
・ラ・モット、ラ・モット・ミレニアム(メルロー、カベルネ・フラン他)
ちなみに過去2年で飲んだ赤ワイン
・レオパーズ・リーフ、ルックアウト・カベルネソーヴィニヨン・シラーズ
・同、ピノタージュ・シラーズ
南アフリカワインの生産者ラ・モット
生産者の情報は、購入元のエノテカさんのページから抜粋・要約しています。
ラ・モットの歴史は、17世紀にヨーロッパの入植者が喜望峰に到着した数世紀前にまで遡ります。
南アフリカワイン産業の中心地、コースタル・リージョンのフランシュフック・ヴァレーに位置するラ・モットの所有地は、1688年にフランスを離れて南アフリカへ移住したユグノー(フランスのキリスト教カルバン派教徒)たちが住んだ、「ラ・モット・デーグ」というフランス人の村にちなんで命名されたと言われています。
このユグノーたちのようなフランス難民は、この地域に土地を与えられ、のちに、この地は「フランス地区」を意味する「フランシュフック」として知られるようになりました。1752年、ユグノーの一人であったガブリエル・デュ・トゥーがまず4,000本のブドウの木を植え、この農園でのブドウ栽培を始めました。1970年に世界的に有名な実業家であり「南アフリカワインの父」と呼ばれた故アントン・ルパート博士がこのラ・モットを購入し、現在は、娘のハンネリ・ルパート-ケーゲレンベルクと、世界中のワイン産地でワイン造りを学んできた夫のハイン・ケーゲレンベルクがオーナーとなり、家族経営でワイナリーを運営しています。
南アフリカワイン、ラ・モットのソーヴィニヨンブランの感想
蜂蜜のような甘い香り。一瞬シャルドネと錯覚する。口に含むと、パイナップル、洋ナシなどの南国果実がたっぷり入っているところに、レモンやライムの柑橘系果実などを加えた感じ。かなりリッチな味わい。時間とともに開いてくると草の緑の味わいがする。2日目の味わいは1日目同様濃厚だが、香りには柑橘系果実の爽やかさが少し強調されている。または、逆に南国果実が少し控えめになったのかもしれない。
濃厚でリッチな白ワインを飲みたいときには飲み応え充分です。イメージは暖かいテロワールで生産されるシャルドネの味わいに、柑橘系果実を加え、少し緑の草の雰囲気を足したような印象でした。
初日も二日目も、セラーからはみ出した白ワインとして冷蔵庫の野菜室保管でしたので、温度差はあまりなく、冷え気味だと思います。そうすると、2日目の方が飲みやすいのは、柑橘系果実が強調されたというより、南国果実が控えめになったと考えるべきでしょうか。2日目の方がよりソーヴィニヨン・ブランのイメージでした。
これは好みによりますが、1日目、2日目いずれをメインに飲むか、はたまた、もっとリッチさを求めるならシャルドネ用グラスで、室温近くで飲んだ方が凄いことになりそうな予感がします。舌の肥えたプロフェッショナルな方の飲み比べの感想が聞いてみたいです。
南アフリカワイン、ラ・モットのソーヴィニヨンブランの基礎情報
1 生産地: 南アフリカ > フランシュック
2 葡萄品種:ソーヴィニヨン・ブラン90%、セミヨン10%
3 参考価格:2000円台
4 購入先:エノテカ
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