この記事ではブルゴーニュワインのメゾン・ゴーフロワ・ジャコブについての情報と、同メゾンのワインついて、輸入元のO.W.L.WINE(オウルワイン)を訪問してお聞きした内容をもとにレポートしています。
実際にワインを試飲して分かりましたが、このメゾンは非常に美味しい、おすすめのブルゴーニュワインです。
しかし、販売されて間もなく、ドメーヌ自体の知名度が高くないことなどから、今ならお値打ちに買うことができます。
まさに掘り出し物のブルゴーニュワインだと思います。
そこで、本記事では主に以下のことを紹介しています。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ、ワインの特徴やラインナップについて
輸入元が特におすすめするメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン 厳選9本
今すぐ飲んでも美味しいメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン 10本(輸入元の試飲・チェック済)
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインが買えるショップ
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの輸入元O.W.L.WINE(オウルワイン)について
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ、ヴァンさんの試飲した感想と、まとめ買いしたワイン一覧
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの各ワインの感想
特にO.W.L.WINE(オウルワイン)共同代表であるバーナード・マクシム氏がチェック済の「輸入元が特におすすめするメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン」は、ぜひチェックしていただきたい項目です。
目次
- 1 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ、ワインの特徴やラインナップについて
- 2 輸入元O.W.L.WINEが特におすすめするメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン 厳選9本
- 3 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの今すぐ飲んでも美味しいワイン 厳選10本
- 4 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブを購入できるショップ
- 5 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの輸入元:O.W.L.WINE(オウルワイン)について
- 6 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの試飲の感想とヴァンさんが購入した一覧
- 7 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの各ブルゴーニュワインの感想
- 7.1 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのボーヌ2019
- 7.2 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのポマール2018
- 7.3 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジュヴレ・シャンベルタン2018
- 7.4 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのサヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・タルメット2018
- 7.5 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのオーセイ・デュレス・プルミエ・クリュ・ル・ヴァル2001
- 7.6 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのヴォルネイ・プルミエ・クリュ レ・サントノ2017
- 7.7 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリ2019
- 7.8 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのプイィ・ヴァンゼル2018
- 7.9 メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのモンタニー・プルミエ・クリュ2018
- 7.10 モンテリー2018
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ、ワインの特徴やラインナップについて
本章ではメゾン・ゴーフロワ・ジャコブとはどういったブランドなのか、ドメーヌ・マルク・ゴーフロワとの関係は?
そして、同メゾンのワインの特徴、日本に輸入しているラインナップなどについてレポートしています。
また、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの仕入れへの想いなどについて、輸入元のO.W.L.WINE(オウルワイン)にインタビューをした内容を紹介しています。
・ドメーヌ・マルク・ゴーフロワについて
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブについて
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブとワインの特徴
・日本で買えるメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインのラインアップ
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの仕入れへの想い(輸入元O.W.L.WINE へのインタヴュー)
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブを理解するには、まずはこのワインをリリースしているドメーヌ・マルク・ゴーフロワについての情報を理解していた方がスムーズです。
そこで、次章でドメーヌ・マルク・ゴーフロワの情報を整理しています。
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワについて
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワはムルソー村で100年以上続く、家族経営のドメーヌです。ブドウ畑をムルソーやピュリニー・モンラッシェに所有しています。
驚くべきことに、ドメーヌ・マルク・ゴーフロワとしてリリースするのは、全て樹齢50年超のブドウで造られたワインだけです。
樹齢50年超へのこだわりの理由
・ブルゴーニュのこの土地でしか造れない、この土地ならではのワインを造ることを重視している。
・ブルゴーニュの土地ならではのワインを造るには、地中深くにある石灰質・泥灰質土壌にある栄養分を吸収させること。
ブルゴーニュでしか造ることができないワインとは、ブルゴーニュの土壌からの恵みで生み出されるワインという考えです。
そのためには、土壌の表層の分厚い粘土質層の、さらに下の石灰質・泥灰質土壌の栄養分をブドウに与えることが必要となる。その地中深い層から栄養分を吸い上げるには、ブドウの樹が樹齢50年を超えて初めて得られる、成長した根や幹などによる高い吸収力が必要だからということです。
樹齢50年超になり、初めてブルゴーニュの本当のテロワールを表現した美味しいワインを造ることができるという訳です。
そのため、所有する畑で収穫できるブドウの20%しか使用していません。そして、残りの樹齢50年未満のブドウはネゴシアンに売却しているということです。
これらの一連のエピソードはドメーヌ・マルク・ゴーフロワのワイン造りに対するポリシーがよく分かるエピソードです。
また、ブドプ栽培では化学肥料や除草剤を使用しないリュット・レゾネを採用し、発酵では天然酵母のみを使用して、自然の力を大切にし、人工的な要素をなるべく排除している姿勢が分かります。
下記はドメーヌ・マルク・ゴーフロワについての主だった情報を整理しています。
創業 | 1900年 |
所在 | ムルソー村 |
所有畑面積 | 合計11ヘクタール |
年間総生産本数 | 12,000本のみ(2ヘクタール相当※) |
土壌 | 粘土質土壌の下に、石灰質・泥灰質土壌 |
栽培方法 | リュット・レゾネ栽培(化学肥料・除草剤を使用しない栽培法) |
発酵・醸造等 | 除梗無し。天然酵母のみ使用。パトナージュ(熟成中のワインをかき混ぜること)は基本的に行わない。オーク樽で最低18ヶ月間熟成。 |
特徴 | ・ムルソー村におけるリュット・レゾネ栽培の草分け
・(※)ドメーヌ・マルク・ゴーフロワとしてリリースするのは、約2ヘクタール相当12,000本のみ(樹齢50年超のみ)。約9ヘクタール相当の樹齢50年未満のブドウは全てネゴシアンに売却。 |
情報提供:輸入元兼販売者:O.W.L.WINE (オウルワイン)(参照ページはこちら(公式ページ内、ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのページ))
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブについて
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブとは、前章のドメーヌ・マルク・ゴーフロワがネゴシアンとして、2019年からリリースしている比較的新しいブランドです。
本章ではメゾン・ゴーフロワ・ジャコブについて下記の内容を紹介しています。
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの質の高いワインの仕入れとは
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブとは
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの質の高いワインの仕入れとは
一般的にネゴシアンは、他のブドウ生産者から買い取ったブドウを使用してワインを造り、リリースします。自社で生産していない買い入れたブドウを使ってワインを造るため、品質のわりに高価なことが多いです。
しかし、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブは通常のネゴシアンとは違い、仕入れ先のブドウは全てドメーヌ・マルク・ゴーフロワの現当主二コラと妻クレモンスの古くからの友人のみから仕入れているとのことです。
学生時代から一緒にブドウの栽培をし、ワイン造りも手伝い合ってきた間柄なので、ワインの品質も一番よく分かっていることから、質の高いワインを仕入れることができるとのことです。
通常ネゴシアンが買い付けるブドウは、ネゴシアンとドメーヌとの間に深い関係が無い限り、品質が保証されることはないです。
土着した繋がりがあるからこそ、ブドウの仕入れから製造まで見届けることが出来るという点も、特筆すべきユニークな点だと言えます。
ネゴシアン、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの質の高いワインの仕入れとは…
・土着の繋がりのあるブドウの仕入れ先 ⇒ ブドウの仕入れから製造まで見届けることが出来る ⇒ ワインの品質の見極めが可能 ⇒ 質の高いワインの仕入れ!
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブとは
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワで代々製造されているワインは白ワインのみです。
「自社で造っている白ワインだけではなく、友人から仕入れた赤ワインも売っていきたい」との思いで、2019年よりメゾン・ゴーフロワ・ジャコブを起ち上げたそうです。
ドメーヌで赤ワインを製造出来ない分、友人のもとでブドウの栽培からワイン造りまで、手伝いにいくということもしています。
赤ワインをただ買い付けするのでなく、一緒にワインを造り、完成まで見届けているため、赤ワインの品質はドメーヌ独自で造っているものと変わらないと言えます。
それだけに、ドメーヌ・マルク・ゴーフロワのワインへの非常に高い要求に答えることができたワインのみが仕入れ対象となり、仕入れているワインへのこだわりは並々ならぬものと想像します。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブとは…
・ドメーヌ・マルク・ゴーフロワと同様のクオリティの高いワインが、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブとしてリリースされている。
・ブドウの栽培からワイン造りまで手伝うこともある。
・赤ワインをただ買い付けするのでなく、一緒にワインを造り、完成まで見届けている。
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワの求める高い水準をクリアしているからこそ、ゴーフロワ名が入るメゾン・ゴーフロワ・ジャコブとしてリリースしています。
ちなみに、輸入元のO.W.L.WINE (オウルワイン)ではドメーヌ・マルク・ゴーフロワのワインも取り扱っており、両ブランドの品質を比較しています。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブで扱っているワインは、ドメーヌ当主の二コラ氏・クレモンス氏の目利きで仕入れており、ドメーヌで製造している白ワイン同様のクオリティの高さを実感しているとのことです。
なお、後述していますが、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを私も試飲して惚れ込みました。そして、O.W.L.WINE(オウルワイン)が輸入するワインへのクオリティの高さにも高い信頼を置くこともできたので、同メゾンの村名クラスのワインをまとめ買いをしています(詳細は後述、こちら)
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブとワインの特徴
本章ではメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの特徴を、下記3点について紹介しています。
・ドメーヌ・マルク・ゴーフロワがなぜ敢えてメゾン・ゴーフロワ・ジャコブをリリースするのか? (ゴーフロワ家の想いや考え)
・ドメーヌ・マルク・ゴーフロワとワイン納入元との関係
・どんな特徴を持つワインか?
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブをリリースするのか?(ゴーフロワ家の想いや考え)
「白ワインだけではなく、赤ワインも売り出していきたい!」と思ったことがきっかけだそうですが、大手の輸入業者に安く買われることなく、自立していきたいと思ったことが一番の理由だそうです。
時代の流れでフランス以外の国でもワインを生産している農家は沢山あります。
しかし、各国の土壌の関係もあり、長期保管できるワインよりも早飲みするタイプのワインしか造られないことが多く、本来あるべきワインを知る人が少なくなってきているのが現状です。
そんな時代に流されずに、「本場のブルゴーニュワインを味わってほしい」「ブルゴーニュの伝統を守りたい」との想いがあって、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブは生まれました。
・ドメーヌ・マルク・ゴーフロワとワイン納入元との関係
昔から幼馴染の友人同士の繋がりで、納入元とはいえども、ワイン造りに関しては一緒に作業をしているとのことです。
詳しくは前章に記載(こちら)。
・どんな特徴を持つワインか?
赤ワインは保管期間が長く熟成させるタイプのワインが主体。早飲みタイプのワインと違い、濃厚で深みがあります。ワインセラーで保管して熟成させることで、より複雑な味と香りが現れていくのが特徴です。
もともとの素材が良いので、早飲みタイプのワインと同様、熟成せずに飲んでも違いを実感できると思います。
日本で買えるメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインのラインナップ
本章では国内で入手できるメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインのラインナップを一覧表にして紹介しています。
記事執筆時現在、O.W.L.WINE(オウルワイン)のみの取り扱いのため、O.W.L.WINE(オウルワイン)が取り扱っているメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの一覧となっています。
地域 | ワイン名 | ヴィテージ | 参考価格(税込) |
コート・ド・ニュイ | ジュヴレ・シャンベルタン | 2018 | 7920 |
シャペル・シャンベルタン | 2014 | 31,020 | |
コート・ド・ボーヌ | コルトン・グラン・クリュ | 2017 | 16,280⇒14,190 |
サヴィニー・レ・ボーヌ | 2014 | 7920 | |
サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・タルメット | 2018 | 8250 | |
ボーヌ | 2019 | 5940 | |
ポマール | 2014 | 近日入荷予定 | |
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・サントノ | 2017 | 11,550 | |
モンテリー | 2018 | 7590⇒6490 | |
オーセイ・デュレス・プルミエ・クリュ・ル・ヴァル | 2001 | 8690 | |
コート・シャロネーズ | ジヴリ | 2019 | 6490 |
モンタニィ・プルミエ・クリュ | 2018 | 5390⇒4840 | |
マコネ | プイィ・ヴァンゼル | 2018 | 5390⇒4620 |
ご購入はO.W.L.WINE(オウルワイン)の直営店のWEBショップ⇒こちら(ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ&メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのページ)
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの輸入元O.W.L.WINE(オウルワイン)へのインタビュー
本章ではメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを輸入しているO.W.L.WINE(オウルワイン)にインタビューした内容を紹介しています。
他のインポーターに先駆けてメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを輸入しているO.W.L.WINE(オウルワイン)だからこその、輸入決定までの背景や想いなどが色々とあるに違いないと思い、お話をお聞きしてきました。
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを知った、いきさつは?
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを試飲した時の印象は?
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの魅力は?
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインをおすすめしたい理由は?
・消費者へのメッセージ!
なお、O.W.L.WINE(オウルワイン)については、本記事後半で詳しく紹介しています(こちら)
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを知った、いきさつは?
新型コロナウイルスの影響で、フランス現地でもワインの需要が滞っていた時期があり、ドメーヌ・ゴーフロワより日本に輸入したらどうかとの誘いが、直接主人(バーナード・マクシム)に来ました。
ドメーヌ・ゴーフロワで働いているジュスタン氏(ドメーヌ当主の甥っ子)と主人は大学時代からの友人同士。一緒にワインツーリズムを専攻していたことがあり、仲が良いです。
その後、主人はツーリズムを仕事に生かすため、日本で就業することになり、しばらく連絡を取らずにいました。
そんな折、主人がフランスの新聞社から取材を受けることになり、日本で結婚して働いていることが取り上げられました。
コロナ渦での明るい話題として、フランス新聞でも大きく取り上げられ、今まで連絡を取り合っていなかった友人からも連絡が来ました。ジュスタン氏もその際に連絡をくれた一人です。
連絡が来た際に、「ツーリズムが衰退している間はドメーヌ・ゴーフロワのワインを輸入したらどうか?」と提案され、試しに輸入することになったのがきっかけです。
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを試飲した時の印象は?
一つ返事で輸入を引き受けたものの、実際に試飲をするまでには入荷を待つしかありませんでした。
輸入にあたっては、酒類取り扱い免許も取得しなければならず、またコロナ渦での輸入ということで時間も通常より倍かかり、手元に届くのに10ヶ月近くかかりました。
仕入れの際には日本でまだ知られていない銘柄を中心に取り揃えることにしました。
ドメーヌ・マルク・ゴーフロワの品質の良さは学生時代から主人もよく知っていたので、どのワインも間違いなく美味しいと期待しつつ、最初のワインを入荷しました。
営業活動も初めてだったので、入荷をしてからすぐにそれぞれのワインを試飲しました。試飲をしてすぐに「このドメーヌは他のドメーヌとは違う何かを持っている!」と実感したのを覚えています。
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの魅力は?
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインは多種多様な品揃えで、味にもそれぞれ個性がありますが、とにかく上品な味わいです。
ゴーフロワの当主二コラさんはセンスが良く、味に関して一切妥協をしない人です。ムルソーでも名の知られた方で、人望もあり、友人同士の結びつきも強いので、ゴーフロワ家で仕入れたボトルにも一定の信頼がおけました。
本当に厳選したものしか仕入れていないため、在庫本数が少ないとのことですが、金銭にとらわれず、こだわりを持っているところに魅力を感じています。
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインをおすすめしたい理由は?
日本ではブルゴーニュワインの愛好者が多いわりに、『ブルゴーニュ』と書いてあるだけでワインを購入してしまう人が多い気がします。フランスでも一緒です。
O.W.L.WINEの共同代表であり、私の主人でもあるマクシムは、ブルゴーニュのジュヴレ・シャンバルタン村出身(ワインの一等地)で、子どもの時から祖父母たちよりワインの手ほどきを受けてきました。
一般的なソムリエとは違い、ブルゴーニュワインに対して特別な思い入れもありますし、だからこそ名前だけでブルゴーニュワインを買ってしまう人たちに、本当に美味しいブルゴーニュワインを知ってほしいと思ったことがきっかけです。
こだわりをもってワインを造るブルゴーニュの農家の思いを日本に届けたい!との一心で日本に輸入しようとしました。
・消費者へのメッセージ!
他のドメーヌでは真似できない一品
ご購入はO.W.L.WINE(オウルワイン)の直営店のWEBショップ⇒こちら(ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ&メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのページ)
輸入元O.W.L.WINEが特におすすめするメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン 厳選9本
本章ではO.W.L.WINE (オウルワイン)が厳選して輸入しているメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン中でも、特におすすめのワインをお聞きしてきました。
実際に現地で試飲をして厳選して輸入しているので、取り扱うメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのブルゴーニュワインは全ておすすめできるワインとのことです。太鼓判を押されています。
しかし、飲み手の我々には、ブルゴーニュワイン初心者からブルゴーニュワイン愛好家など様々なポジションの方がいますので、以下のような飲み手に合わせて特におすすめのブルゴーニュワインをお聞きしてきました。
ブルゴーニュワイン愛好家にこそ飲んでもらいたい絶品ワイン 厳選3本
ブルゴーニュワイン初心者の方におすすめのワイン 厳選3本
ご購入はO.W.L.WINE (オウルワイン)の直営店のWEBショップ⇒こちら(ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ&メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのページ)
O.W.L.WINE(オウルワイン)の共同代表のバーナード・マクシム氏のテイスティング力や、ワインを美味しく飲むことへのこだわり、ワインを販売するようになってから顧客目線でブルゴーニュワインを見るようになった池田バーナード・麻里氏の感性が光るチョイスとなっています。(輸入元O.W.L.WINE(オウルワイン)の詳しい内容は後述しています(こちら))
ブルゴーニュワイン愛好者にこそ飲んでもらいたい絶品ワイン 厳選3本
とにかく素晴らしいメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのブルゴーニュワインを紹介して欲しいとお願いしたところ、厳選して紹介いただいた3本がこちらです。
O.W.L.WINEの超おすすめワインです。
1.ジュヴレ・シャンベルタン 2018(赤)
7920円。長期保管も可能なジュヴレ・シャンベルタン。アタックが強めの赤ワインが好きな方に是非お勧めです。テクスチャーがしっかりとしているので、牛肉のワイン煮込みと一緒にお召し上がりください。
2.オーセイ・デュレス プルミエ・クリュ ”ル・ヴァル” 2001(赤)
8690円。こちらは蔵出し品。ドメーヌ・ゴーフロワからも一押しされている赤ワインです。2001年はワインの出来が良かった年なので、価格にも質にもビックリされる方が多いのではないかと思われます。
瓶の中で熟成していた期間が長いため、十分に空気に触れさせる必要があります。開栓後45分~1時間経過してからお召し上がりください。
3.シャペル・シャンベルタン グラン・クリュ 2014(赤)
31,020円。シャペル・シャンバルタンは今が飲み頃。2014年もののグランクリュでこの値段はなかなか無いのではと思います。シャペル・シャンバルタンの市場での知名度が低いため、価格は控えめなものの絶品です。繊細な果実味と引き締まった酸味が特徴。
ブルゴーニュワイン初心者の方におすすめのワイン 厳選3本
ブルゴーニュワインをこれから飲んで行きたいという方向けに、価格が控えめだけど、非常に美味しいメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを厳選して3本だけ紹介してもらいました。
ブルゴーニュワインを飲んでみるなら、まずはこの3本からお試しいただきたいとのことです。
なお、2番目の「ヴォルネイ プルミエ・クリュ ”レ・サントノ” 2017」は私も試飲していますが、エレガントで最高です!(本記事後段でテイスティングコメントを記載しています。こちら)
1.プイィ・ヴァンゼル 2018(白)
4620円。プイィ・フィッセの方が有名ですが、こちらはあたり商品。さっぱりと飲めるためファンも多い商品です。あまりワインを知らない人にこそ飲んでもらいたい一品。
2.ヴォルネイ プルミエ・クリュ ”レ・サントノ” 2017(赤)
11,550円。赤ワインに対して飲みにくいイメージを持っている人に是非試してほしい一品です。女性的でしなやかな喉ごしの赤ワイン。上品な大人の女性を思わせるワインです。
3.ポマール 2014(赤)(近日入荷予定)
ポマールはフランスでもファンが多く、タンニンが少し強めな赤ワインです。
このポマールは力強さもありますが、タンニンが柔らかく、繊細で最高にバランスが取れています。ポマール2018に続き、ポマール2014も現地で飲んで惚れ込んで、近々入荷することにしました。
日本人向きの赤ワインだと思うので、是非お試しください。
ブルゴーニュワイン通にこそ飲んで欲しいマイナーアペラシオン 厳選3本
そこまで知名度の高くないアペラシオンは価格も控えめですが、個性豊かな素晴らしいワインが多数あるのも事実です。
そんなマイナーなアペラシオンの中から、ブルゴーニュワイン通の方にこそ飲んで欲しいメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを厳選して3本をO.W.L.WINE(オウルワイン)に紹介していただきました。
なお、2番目の「モンテリー 2018」は私も試飲していますが、抜栓直後から美味しく、上品でコクがあり、最高です!(本記事後段でテイスティングコメントを記載しています。こちら)
1.ジヴリ 2019(白)
4290円。メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジヴリは、ジヴリ特有のグレープフルーツのような苦味があるものの、レモンの香りが豊かでスッキリとしているので、雑味を感じずに飲めます。
ジヴリの白はあまり市場に出回ってい無いので、まず飲んでいただきたい一品です。
2.モンテリー 2018(白)
6490円。蜂蜜のような滑らかさが特徴のモンテリー。知名度が低いゆえに市場には出回っていないものの、個人的に一押しの商品です。
フルーティーなのでペアリングせずにそのまま飲んでも美味しい白ワインです。
3.サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ ”レ・タルメット” 2018(赤)
8250円。サヴィニー・レ・ボーヌはブルゴーニュの隠れた名品と言われています。
こちらはサヴィニーレボーヌの中でもプルミエ・クリュなので、格が更に上です。
モンテリーと同じく日本での知名度が低いゆえに、価格も控えめなものの、味は絶品です。
ご購入はO.W.L.WINE(オウルワイン)の直営店のWEBショップ⇒こちら(ドメーヌ・ゴーフロワ・マルク&メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのページ)
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの今すぐ飲んでも美味しいワイン 厳選10本
本章ではすぐに飲んでも美味しいメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのブルゴーニュワインを紹介しています。
O.W.L.WINE(オウルワイン)の取り扱うメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのブルゴーニュワインの中には、長期熟成に堪えるものも多数あります。
長期熟成に耐えるワインを今すぐ抜栓してもいいのか、プルミエ・クリュはすぐ飲めるのかなど、飲み頃を迷われる方はたくさんおられるのではないかと思います。
そこで、今すぐに飲んでも美味しいメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを輸入元のO.W.L.WINE(オウルワイン)にお聞きしてきました。
ブルゴーニュ出身、かつ、ブルゴーニュワインの愛好家のバーナード・マクシム氏と、同じくブルゴーニュワイン愛好家の池田バーナード・麻里氏のお二人の試飲・チェック済です(O.W.L.WINE の共同代表のお二人についての詳細はこちら)
下記一覧はブルゴーニュの地区別に「今すぐ飲んでも美味しい美味しいワイン」を紹介しています。
地域 | ワイン名 | ヴィテージ | 参考価格(税込) |
コート・ド・ニュイ | ジュヴレ・シャンベルタン | 2018 | 7920 |
コート・ド・ボーヌ | サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・タルメット | 2018 | 8250 |
ボーヌ | 2019 | 5940 | |
ポマール | 2014 | 近日入荷予定 | |
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・レ・サントノ | 2017 | 11,550 | |
モンテリー | 2018 | 7590⇒6490 | |
オーセイ・デュレス・プルミエ・クリュ・ル・ヴァル | 2001 | 8690 | |
コート・シャロネーズ | ジヴリ | 2019 | 4290 |
モンタニィ・プルミエ・クリュ | 2018 | 5390⇒4840 | |
マコネ | プイィ・ヴァンゼル | 2018 | 5390⇒4620 |
ご購入はO.W.L.WINE(オウルワイン)の直営店のWEBショップ⇒こちら(ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ&メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのページ)
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブを購入できるショップ
本章でメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのブルゴーニュワインを購入できるワインショップを紹介しています。
本記事執筆時点では、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブを購入できるショップは輸入元であるO.W.L.WINE(オウルワイン)が直営しているWEBショップのみと思われます。
検索しても全くヒットしません。
そこで、O.W.L.WINE(オウルワイン)についての情報を掲載しています。
本章ではO.W.L.WINE(オウルワイン)について、以下の内容を掲載しています。
・O.W.L.WINE の名称の由来について
・O.W.L.WINE の良心的な価格設定について
・O.W.L.WINE の送料、配送、ワインクラブについて
・O.W.L.WINE、アドレス等一覧
なお、O.W.L.WINE(オウルワイン)の共同代表のキャラクターなど、より詳しい内容は「メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの輸入元:O.W.L.WINE(オウルワイン)について」の章でレポートしています(こちら)
・O.W.L.WINE の名称の由来について
下記はO.W.L.WINE(オウルワイン)という名称と由来です(O.W.L.WINEのHPより抜粋。引用元はこちら)
O(おいしい)W(ワイン)L(ラインアップ)
略して、O.W.L. は主人の出身地であるブルゴーニュの美味しいワインを届けるために生まれました。
ブルゴーニュは既に世界的に知れ渡っているワインの名産地ですが、日本ではまだ知名度の低い美味しいワインもたくさんあります。
O.W.L. WINE で 仕入れるワインはすべて仲介業者を通さず、主人の友人や知り合いを通して仕入れています。
大手の輸入会社のように農家を買い叩くようなことは一切せず、フランスのワイン農家の思いを直接お客様の元へお届けします。
・O.W.L.WINE の良心的な価格設定について
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの輸入元であるO.W.L.WINE(オウルワイン)の直営店であることから、中間コストを省くことで販売価格を抑えることができ、非常にお値打ち価格の設定となっています。
ブルゴーニュワインの有名産地、ジュヴレ・シャンベルタンなどについても非常に抑えた価格設定だと感じます。
また、知名度がそこまで高くない産地(アペラシオン)のブルゴーニュワインなどは、5000円を割るような価格も多く、クオリティからすると、非常にお値打ちな価格設定となっています。
今時、村名クラスの質の良いブルゴーニュワインがこの価格帯ではなかなか買えないのではないかと思います。
ぜひメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインをチェックしてみてください。
・O.W.L.WINE の送料、配送、ワインクラブについて
希望に沿ったワインの提供 | 予算や要望に合わせてワインを提案する。 |
送料 | 550円 ※沖縄・離島は別料金 |
クール便代は別途330円必要 | |
税込11,000円以上の購入で送料無料 | |
配送 | 平日午後4時までの注文は翌日発送が可能 |
配送時間帯の選択可能 | |
土日祝、夏季・冬季休業中は配送は休み | |
保冷の効かない宅配BOXへの預け入れは原則不可 | |
ワインクラブ会員制度と特典 | 会員限定のお得な割引特典など。 |
・O.W.L.WINE、アドレス等一覧
WEBショップURL | https://www.oishiwine.com/ |
Instagram公式アカウント | @o.w.l.wine |
facebook公式アカウント | https://www.facebook.com/Oishiwine |
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ご購入はO.W.L.WINE(オウルワイン)の直営店のWEBショップ⇒こちら(ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ&メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのページ)
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの輸入元:O.W.L.WINE(オウルワイン)について
本章ではメゾン・フロワ・ジャコブのワインを輸入しているO.W.L.WINE(オウルワイン)についての紹介です。
下記はO.W.L.WINE(オウルワイン)という名称と由来です(O.W.L.WINEのHPより抜粋。引用元はこちら)(下記は再掲)
O(おいしい)W(ワイン)L(ラインアップ)
略して、O.W.L. は主人の出身地であるブルゴーニュの美味しいワインを届けるために生まれました。
ブルゴーニュは既に世界的に知れ渡っているワインの名産地ですが、日本ではまだ知名度の低い美味しいワインもたくさんあります。
O.W.L. WINEで仕入れるワインはすべて仲介業者を通さず、主人の友人や知り合いを通して仕入れています。
大手の輸入会社のように農家を買い叩くようなことは一切せず、フランスのワイン農家の思いを直接お客様の元へお届けします。
O.W.L.WINE(オウルワイン)の仕入れへの姿勢や、同両代表のキャラクターなどについて紹介しています。
O.W.L.WINE(オウルワイン)のワインの仕入れへのこだわり
本章では輸入元のO.W.L.WINE(オウルワイン)の3つのポイントを紹介しています。
・ワインの仕入れへのこだわり
・生産者への買い叩きをしない
・販売価格の設定
・ワインの仕入れへのこだわり
最初の仕入れ以降、ドメーヌに訪問し、各ワインをしっかりと試飲して、ワインの品質や特徴を把握した上で仕入れをしている。
そして、試飲した各ワインの香りや味わいを含む特徴、飲み頃、飲み方、料理とのペアリングなどを把握した上で、商品をPRしています。
WEBページのテイスティングコメントなどは、実際にO.W.L.WINE(オウルワイン)で試飲して、作成しています。
そのため、優れた品質の美味しいワインの仕入れを実現していると感じました。
・生産者への買い叩きをしない
ワイン生産者に対して無理な買い叩きなどはせず、適切な値段での仕入れを目指している。
その誠実で真摯な活動から、O.W.L.WINE(オウルワイン)が独自に持つ人的なネットワーク(後述)からワイン生産者を紹介してもらうなど、優良なリレーションを構築することに繋がっているのではないかと思います。
・販売価格の設定
ドメーヌからの直接仕入れであることから、中間コストを限りなく省いた上で、販売価格を決定しており、同クオリティの他のブルゴーニュワインと比較しても割安な価格設定を目指すことができる。
時には、造り手の想いやコスト、日本の市場のブルゴーニュワインへの成熟度などから、ほとんど利益の出ない価格設定のワインもあるとのことでした。
日仏タッグによるワインの仕入れ
本章ではO.W.L.WINE(オウルワイン)の共同代表のお二人を紹介しています。
1 代表のバーナード・マクシム氏について
(1)出身・経歴からブルゴーニュワインの深い知識と鋭い感性を持つ
(2)こよなくブルゴーニュワインを愛している方
(3)ブルゴーニュワインを美味しく飲むためのこだわり
・エピソード1 サーブする温度とタイミングへのこだわり
・エピソード2 ワインを美味しく飲むためなら料理も自分で作るこだわり
・エピソード3 ワインごとに飲み頃の時間を把握
2 共同代表の池田バーナード・麻里氏について
O.W.L.WINE(オウルワイン)はジュヴレ・シャンベルタン村出身のフランス人と日本人のカップルにより運営されています。
1 ジュヴレ・シャンベルタン村出身のバーナード・マクシム氏について
(1)出身・経歴からブルゴーニュワインの深い知識と鋭い感性を持つ
共同代表の御主人はブルゴーニュ地方のジュヴレ・シャンベルタン出身のフランス人。
子どもの時より祖父母からワインの手ほどきを受け、学生時代にはワインツーリズムを専攻し、ワインには誰よりも熱い思いを持ってます。
出身、経歴からも知識・感性ともにブルゴーニュワインに精通している方です。
一流のワインが生産されるジュヴレ・シャンベルタン村の出身ということもあり、昔なじみの友人や知人が世代交代してドメーヌを引き継ぐことになったため、仲介業者を通さない独自のルートで輸入することが出来るようになったということです。
今回ご紹介しているメゾン・ゴーフロワ・ジャコブもそんな仕入れルートの1つとのことです。
ブルゴーニュには知人や友人も当然に多く、彼ならではの仕入れルートやリレーションを構築しています。
下記写真は、昔、ブルゴーニュ地方で使われていたテイスティング用の銀製のアイテムと、ブドウの樹で造られているコルクオープナーとの説明をしていただき、実際に各アイテムを使ってみました。なお、私のように鼻ぺちゃだと、銀製のアイテムは使いにくい代物でした(笑)
(2)こよなくブルゴーニュワインを愛している方
ブルゴーニュワインをとにかく愛している方です。お会いして話をするとすぐに分かります。ほぼブルゴーニュワインの話に終始します。
フランス国内でも他のワイン産地の話は不要です。ブルゴーニュワインの話だけで盛り上がり続けることができます。
(3)ブルゴーニュワインを美味しく飲むためのこだわり
バーナード・マクシム氏のブルゴーニュワインを美味しく飲むためのこだわりを3つのエピソードで紹介します。
・エピソード1 サーブする温度とタイミングへのこだわり
今回お伺いした際には白・赤ワインを試飲しましたが、いずれもサーブする温度とタイミングを非常に注意されておりました。
訪問した時点で、両ワインは冷やすことなく、そのままの状態で室内に置かれていていました。そして、白ワインは既に抜栓済でした。
その後、白ワインの変化を時間をかけて楽しむ。素晴らしい香りと味わいが素晴らしい方向に変化していきました。
その間、赤ワインのボトルの温度を何度となくチェックして、適温になったタイミングを計って抜栓。しかし、サーブはしません。
抜栓した状態で時間をかけて待ち、ワインボトルから芳香が溢れていることを確認して始めて、サーブして試飲を開始しました。
抜栓したヴォルネイ・プルミエ・クリュは確かに素晴らしい状態で、非常にエレガントでした(テイスティングコメントなどは本記事後半のこちら)
・エピソード2 ワインを美味しく飲むためなら料理も自分で作るこだわり
ブルゴーニュワインを美味しく飲むために、ペアリングする料理も自分でつくります。
パンやピザは生地から、パンに塗るパテ、チーズまで全て手作りです。
しかも美味しい! もちろんワインに合う!
ワインを楽しむに際して、欠かせない料理は自身の納得のいくものをペアリングするというこだわりようです。
それだけに、ワインの品質を見抜く優れた感性を持っていると感じました。
下記は手作りの食事の写真。デイリーではなく、クリスマス・パーティ的なイメージとの説明でした。写真左上:丸いものは手作りのチーズ2種。写真右:手作りパンに手作りパテ・ド・カンパーニュなどを挟んだもの。写真左下:手作りパンにマスタードのチーズをたっぷりのせたもの。写真右下:チーズと一緒に焼き上げた手作りパン。
・エピソード3 ワインごとに飲み頃の時間を把握
最も美味しく楽しむためのタイミングにも1時間単位でこだわっておられます。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのオーセイ・デュレス・プルミエ・クリュ・レ・ヴァル2001は時間がなく試飲はしなかったのですが、紹介してくださりました。
既に20年を越えたオールド・ヴィンテージで、すぐに抜栓しても楽しめるワインとして紹介いただきました。
そして、抜栓後1時間までが最も美味しいとのアドバイスも重ねていただきました。
バーナード・マクシム氏と一緒にワインを飲むと、そのブルゴーニュ・ワインの非常に良い状態から最高の状態までを楽しめます。
仕入れたワインの一つ一つをしっかりと試飲して、見極めているからこそできるアドバイスだと思います。
ちなみに、今回抜栓したヴォルネイ・プルミエ・クリュも時間をかけてテイスティングしている時に、僅かなピークアウトに反応して、「今は抜栓から何時間?」と確認を怠っていませんでした。
2 共同代表の池田バーナード・麻里氏
フランス人のバーナード・マクシム氏の影響でブルゴーニュワインの虜になったとのこと。
バーナード・マクシム氏同様もともと食に関して強いこだわりがあり、美味しいものにはお金に糸目を付けない質(たち)とのことです。
バーナード・マクシム氏のインパクトが強すぎて、あまり人柄を知ることは出来ませんでしたが、日本人の好む味を見極めるのには必要な存在なのではないかと思いました。
バーナード・マクシム氏と同様にツーリズムに携わってきた方で、バーナード・マクシム氏のサポート役としてワインの仕入れを担当しています。
その他
・小規模ならではの意思決定の速さと小回りの利くスピード感
ご夫婦でタッグを組み、現地仕入れから、輸入手続き、そして、レストランへの卸業務やウェブショップでの販売など一連の業務を2人でこなしてます。
ご夫婦が2人で全ての業務を行っていることから、意思決定も早く、小回りも効くところもメリットの1つと感じました。掘り出し物を発見した時の仕入れの決定も早いに違いないだろうと思います。
そして、何よりバーバード・マクシム氏の里帰りがブルゴーニュですから、里帰りを兼ねて、ワインの仕入れに行けることも大きなメリットではないでしょうか。
全くもって羨ましい限りです。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの試飲の感想とヴァンさんが購入した一覧
本章では下記内容を紹介しています。
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを試飲した感想
・まとめ買いしたメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン一覧
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインをまとめ買いした理由
今回、輸入元のO.W.L.WINE(オウルワイン)を訪問して、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの2種類のワインを試飲(有料試飲)してきました。
その結果、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインへの品質や美味しさ、輸入元のO.W.L.WINE(オウルワイン)の仕入れへの姿勢などに高い信頼を置き、同メゾンのワインをまとめ買いしてきました。
それらの内容について、次章以降で記載しています。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの2種類のワインの試飲の感想
輸入元のO.W.L.WINE(オウルワイン)で試飲させていただいた機会が、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインとの素晴らしい出会いとなりました。
試飲したワインは下記2点です。簡単なテイスティングコメントも記載しています。
・モンテリー2018(白)
「抜栓食後、優しい酸味の柑橘類、フレッシュハーブ、後ろに南国果実の味わい。抜栓後少しの時間で、トロピカルフルーツやパッションフルーツが中心となる。さらに数時間が経つと、バターやブリオッシュ、控えめにバニラなどの味わいが加わる。より奥行きがあり、上品でコクのあるワインとなる」
・ヴォルネイ・プリミエ・クリュ・サントノ2018(赤)
「優しい甘やかなフランボワーズやストロベリー、スミレの花など非常にエレガントな香り。僅かな甘味があり、酸味はあまり感じない。フランボワーズやストロベリーを感じる非常に甘やかでエレガントな味わい。」
赤・白ワインとも抜栓直後から素晴らしい香りや味わいでした。
白ワインのモンテリーは時間と共に非常に良い変化をして、最後まで楽しませてくれる素晴らしいワインでした!
赤ワインはO.W.L.WINE (オウルワイン)のバーナード・マクシム氏が絶妙の温度とタイミングで抜栓してサーブしてくれたおかげで、抜栓直後から最後までの数時間の間、終始、素晴らしい香りと味わいを堪能することができました。
これらのメゾン・ゴーフロワ・ジャコブの素晴らしいワインを飲みながら、同メゾンの輸入へのO.W.L.WINE(オウルワイン)の想い(上述。こちら)を聞くと、なおのこと美味しく感じられました。
※上記ワインに興味のある方は下記からチェックしてみてください。
ご購入はO.W.L.WINE(オウルワイン)の直営店のWEBショップ⇒こちら(ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ&メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのページ)
まとめ買いしたメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン一覧
今回2本のワインをO.W.L.WINE(オウルワイン)で試飲させていただき、そのクオリティの高さ、そして、美味しさに感動しました。
また、輸入元のO.W.L.WINE(オウルワイン)の仕入れへのこだわりや、ワインの品質を見抜く高い能力を確認することができました。
そのため、個人的にはメゾン・ゴーフロワ・ジャコブは非常におすすめのブルゴーニュワインであるという判断をしています。
そこで、ほとんどのヴィーラージュ・クラス(村名)のワインをO.W.L.WINE(オウルワイン)で購入させていただきました。もちろん自分用です(笑)
さらに、O.W.L.WINE(オウルワイン)から教えていただいた、「今すぐ飲んでも美味しいワイン」も全て購入しています。
今後、抜栓して1つ1つのワインの香りや味わいを確認しながら、さらに買い増していきたいと思います。
・購入したメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワイン一覧
地域 | ワイン名 | ヴィテージ | 価格(税込) | 本ブログの各ワインの感想記事 |
コート・ド・ニュイ | ジュヴレ・シャンベルタン | 2018 | 7920 | こちら |
コート・ド・ボーヌ | ボーヌ | 2019 | 5940 | こちら |
ポマール | 2018 | 7040 | こちら | |
サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ レ・タルメット | 2018 | 8250 | こちら | |
オーセイ・デュレス・プルミエ・クリュ レ・ヴァル | 2001 | 8690 | こちら | |
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ レ・サントノ | 2017 | 11,550 | こちら | |
モンテリー | 2018 | 6490 | こちら | |
コート・シャロネーズ | ジヴリ | 2019 | 4290 | こちら |
モンタニー・プルミエ・クリュ | 2018 | 4840 | こちら | |
マコネ | プイィ・ヴァンゼル | 2018 | 4620 | こちら |
ご購入はO.W.L.WINE(オウルワイン)の直営店のWEBショップ⇒こちら(ドメーヌ・マルク・ゴーフロワ&メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのページ)
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインをまとめ買いした理由
本章では、今回、試飲してすぐに、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインをまとめ買いした理由を記載しています。
・メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインの品質や美味しさと比較して、非常に割安な価格設定
・今後、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインが価格高騰と売り切れの可能性を感じて
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブは現時点では、ブランド自体がまだリリースして間もないため、知名度が高くなく、日本ではほとんど知られていないと思われます。
そのため、現時点ではワインそのものの品質や美味しさと比較して、非常に割安な価格設定となっていると感じます。
さらに、O.W.L.WINE(オウルワイン)が抑えた価格設定にしていただいているので、クオリティが非常に高いにもかかわらず、お値打ちな価格となっています。
今後、その品質に気付けば、取り扱うインポーターや小売店も増え、その結果、価格が高騰したり、すぐに売り切れるようになることなどを想像しています。
特にブルゴーニュワインは他の産地に比較すると生産量が少なく、人気が出ると、すぐに需要に供給が追い付かなくなるため、価格が高騰しやすい傾向があります。
他のブルゴーニュワインの例に漏れず、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインも生産量そのものは決して多くはないということですので、なおさら価格高騰の可能性の現実味を強く感じます。
私の経験上、多くの良質なブルゴーニュワインは多かれ少なかれ、そういう流れをたどります。
そのため、今の内にメゾン・ゴーフロワ・ジャコブのワインを網羅的にチェックして、特に好みのワインを確認したいと思い、今回まとめ買いをしました。
今後、実際に飲み、特にお気に入りのワインはまとめ買いするなど確保していきたいと思います。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの各ブルゴーニュワインの感想
本章では、メゾン・ゴーフロワ・ジャコブの各ワインの感想のサマリーを掲載しています。
赤6本、白4本の順で並んでいます。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのボーヌ2019
ボーヌ2019/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(赤)
5940円。
抜栓初日の赤いベリーから抜栓4日目のブラックチェリーの甘やかさまで、変化も楽しめるブルゴーニュ・ルージュ!
口に含むと、甘やかなフランボワーズ、赤系ベリーの出汁っぽさ、スパイシーさ、リキュールなどの艶やかさもあるフルーティな味わい。
甘やかなストロベリーなどの赤系ベリー、バラの花、スパイスなどのエレガントな香り。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのポマール2018
・ポマール2018/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(赤)
7000円位。カシスの様々な1面を感じる、非常にバランスが良いワイン!
清涼感のあるミントなどのハーブ、シナモンのような甘いスパイス、フレッシュなプラムなどの赤い果実、カシスなどの黒い果実の香り。口に含むと、酸味の控えめなカシスなどの黒系果実、僅かに赤系果実、少しカカオ、スパイスなどの味わい。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジュヴレ・シャンベルタン2018
・ジュヴレ・シャンベルタン2018/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(赤)
7900円台。しっかりとしたボディの、多彩な味わいのジュヴレ・シャンベルタン!
プラム、ストロベリー、ザクロ、煮詰めた果実、オレンジ、スパイス、カシスなどの香り。口に含むと、少し熟したストロベリーやカシス、リキュール、ザクロ、スパイスなどの味わい。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのサヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・タルメット2018
・サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・タルメット2018/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(赤)
8250円。ややフレッシュな甘酸っぱい赤系ベリーの透明感のあるジューシーさが非常に美味しいワインです。
スミレの花、甘酸っぱさのある赤系ベリー、爽やかなスパイス、オレンジやプラムなどのフルーティで、爽やかな香り。
口に含むと、やや甘酸っぱい赤系ベリー、プラム、なめし皮、ミネラルなどの味わい。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのオーセイ・デュレス・プルミエ・クリュ・ル・ヴァル2001
・オーセイ・デュレス・プルミエ・クリュ・ル・ヴァル2001/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(赤)
8600円台。熟れたフルーツのエキスのような出汁の、何とも言えない古酒ならではの甘やかさと旨味のエレガンスを感じるワイン!
ブランデー、なめし皮、土、火打ち石、スパイス、森の下草、熟しきった赤系・黒系ベリーのエキスの非常に奥深い複雑な香り。
口に含むと、熟しきった黒系ベリーや赤系ベリーのエキスの出汁、土、きのこ、リキュールなどの味わい。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのヴォルネイ・プルミエ・クリュ レ・サントノ2017
・ヴォルネイ・プルミエ・クリュ レ・サントノ2017/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(赤)
11,550円。抜栓直後からエレガントで、ワインが開くと、熟れた赤い果実のエキスのような非常に繊細で優美な味わいです!
爽やかなフローラルやスパイス、バラの花、熟れた赤いベリー、甘やかな果実の出汁やシナモンなどのスパイス、赤いリキュールの甘やかさと艶っぽさのある香り。口に含むと、熟れた果実のエキス、出汁、上品なリキュール、スパイスなど非常にエレガントで複雑な味わい。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのジブリ2019
・ジブリ2019/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(白)
4200円台。非常に上品な甘やかさ、爽やかさとジューシーさを感じるワイン!
バニラ、トロピカルフルーツ、パパイヤ、緑のハーブ、バター、ブリオッシュなどの香り。口に含むと、トロピカルフルーツ、バナナ、バニラ、バター、ブリオッシュ、ライム、ミネラルなどの味わい。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのプイィ・ヴァンゼル2018
・プイィ・ヴァンゼル2018/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(白)
4600円台。南国果実をたっぷりと感じるフルーティで、トロピカルなブルゴーニュ・ブラン!
パイナップル、パッションフルーツ、ライム、蜂蜜、黄桃、白い花や甘い花、麦わら、緑のハーブなどの香り。口に含むと、パイナップル、洋梨、黄桃、ライム、蜂蜜、スパイスなどの味わい。
メゾン・ゴーフロワ・ジャコブのモンタニー・プルミエ・クリュ2018
・モンタニー・プルミエ・クリュ2018/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(白)
4840円。多彩なフルーティさがあり、リッチ、それでいて上品なブルゴーニュ・ブランです!
ライムやパッションフルーツなどのややリッチな様々な果実、緑のハーブなどの香り。
口に含むと、パッションフルーツ、メロン、ライム、蜂蜜、緑のハーブ、控えめにバターなどの味わい。
モンテリー2018
・モンテリー2018/メゾン・ゴーフロワ・ジャコブ(白)
6500円位。コク旨で上品、かつ、爽やかでジューシーな、非常に美味しいワイン!
フローラル、シトラス、バターやブリオッシュ、トロピカルフルーツ、バニラなどの香り。口に含むと、バターやブリオッシュ、トロピカルフルーツ、バニラなどの上品なコクと爽やかな味わい。