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1000円台おすすめワイン エルヴェ・ケルランのピノノワール2017
このワインは、世界中から安いピノ・ノワールを探そう!をコンセプトに、私が良く利用する楽天市場の「フェリシティ」というオンライン・ショップで11本購入した内の1本です。
「ピノ・ノワール100%」、「2500円未満」、「過去に飲んだことがない」という3つの条件だけで選びました。今回のワインは、その中の1本で、かつ、実際に飲んで、コストパフォーマンスが非常に良く、美味しいと感じたので、本ブログで紹介しています。
今回のワインは珍しく、ブルゴーニュ地方のIGPクラスのワインです。良く見かける「ブルゴーニュ」の名称がついているのはAOCクラスです。その下に位置づけられています。
AOC、IGPについては下記記事をご参照ください。
IGPクラスは、私の中では決して品質が低い訳ではなく、値段が控えめなため、安くて美味しいワインの穴場ではないかと感じてます。
ラングドックのIGPペイ・ドックなどは安くて非常に美味しいピノ・ノワールやその他の品種のワインを経験しています。(例、ペイドック・ピノ・ノワール2016 ルーデュモンの記事)
以前、フランスに旅行に行った際に、IGPクラスのワインが多く陳列されていて、日本円で600円台で買えるものもたくさんあり、実際に飲んでみましたが、非常に美味しかったです。
下記はグルナッシュなどから造られるIGPクラスのロゼです。
最近は、AOCブルゴーニュだと2000円割れのものは珍しく、3000円台、4000円台が当たり前、有名生産者だと8000円もしたりと、手も付けれないようになりつつありますので、今後もIGPも含めてピノ・ノワールの探究は続けていく予定です。
1000円台おすすめワイン 生産者エルヴェ・ケルランについて
生産者の情報は購入先のフェイリシティのページから引用しています。詳細は同ページをご参照くださいこちら。
「ワインは、香り、味わい、余韻の各要素がバランスのとれた状態であることが大切であり、また、ワイン造りを取り巻く自然を尊重し(リュット・レゾネを実践)、テロワールを表現し、細部にまで注意を払って醸造を行うこと、丁寧にボトリングすること、が大切である。」とケルラン氏は語ります。
ブルゴーニュ産のワインではあまり見かけないヴァン・ド・ペイ(IGP)の等級のワインです。
サント・マリー・ラ・ブランシュ(ボーヌ近郊)という場所で採れたブドウから造られるワイン。
多くのブルゴーニュワインと似通った個性と気候を持ち合わせた場所と言われています。
1000円台おすすめワイン エルヴェ・ケルランのピノノワールの感想
美しく透き通る美味しそうな色合いです。
少し甘めのストロベリーやフランボワーズなどの赤系果実、煮詰めたようなチェリーの香り。野生味のある野バラ、ザクロ、木苺などの香り。さらに、ハーブ、少しスパイスの香り。
口に含むと、フレッシュな木苺やレッドチェリーなどの赤系果実の味わい。チャーミングで、フレンドリーなピノ・ノワールの印象です。
開いてくると、甘いストロベリー系の赤系果実の上品な甘味も僅かに感じる。
若干の苦味、程よい酸味もあるが、当初は甘味は感じない。上述のように開いてくると微かな甘味も感じる。
赤系の果実の果実味があり、その中に少し野生味があり、酸味があるため、さっぱりとした赤い果実の余韻となる。樽によるものだろうか、複雑さも感じる。
それにしても、ブルゴーニュ地方のIGPがあることは知っていましたが、実際に意識して飲んだのは今回が初めて。非常にお値打ちです。
1500円台なら、一度は飲んでみる価値は充分あります。その上で、好みのピノ・ノワールなら、リピートしていくワインだと思います。
ピノ・ノワールをお値打ちで、美味しく楽しめるおすすめワインです。
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1000円台おすすめワイン エルヴェ・ケルランのピノノワールの基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:1500円台~
・原産地呼称、格付:IGPサン・マリー・ラ・ブランシュ
・栽培法:リュット・レゾネ(減農薬農法)
・インポーター:モトックス
・購入先:フェリシティ
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