今回はエノテカの2020年6月の大型割引「今月のハッピーワイン」(20%or40%割引)をご縁にして購入しました。詳しくは「エノテカ・オンラインおすすめの活用方法のポイントの解説」の記事をご参照ください(記事はこちら)
まずカイケンは、チリのモンテスがアルゼンチンで造るワイナリーです。
チリのモンテスもエノテカで知って、赤ワインだとカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、マルベック、白ワインだとシャルドネなど、シリーズ違いも含めていろいろと飲んでいるお気に入りのワイナリーです(モンテスのピノノワールの記事はこちら)
そんなモンテスがアルゼンチンで造るカイケンですが、アルゼンチンは私のお気に入りの生産国でチリ以上にリピート率が高いです。
そういう意味で、アルゼンチンワイン、そして、モンテス・グループのカイケンのワインは非常に気になる1本です。
目次
アルゼンチンのカイケン・ウルトラ・カベルネソーヴィニヨン2017
ワインの情報は購入先のエノテカオンラインから引用しています。
濃いルビーレッドの色合い。グラスに注ぐとブラックベリーやイチゴなどの黒系・赤系果実や、オーク樽由来のヒマラヤ杉のニュアンスがあり、エレガントで複雑味のある香りが広がります。古樹のブドウによる、タンニンの滑らかさと凝縮感のある果実味が見事。カベルネ・ソーヴィニヨンの持つ濃厚な果実味と、しっかりとしたストラクチャーが感じられる味わいです。
若いうちからも楽しめますが、10年の熟成にも耐えうる高いポテンシャルを備えています。飲みごたえのある赤ワインがお好きな方におすすめの1本です。
アルゼンチンの生産者:カイケン
生産者の情報はエノテカオンラインから引用しています。
チリのモンテスのノウハウを活用して、土地の選定からしっかりと行われているようです。モンテスの赤ワインに通じるような印象も確かにある様な気がします。
モンテスのフレッシュで濃厚な黒系果実の旨味を思い起こします。
また、私のイメージではアルゼンチンワインは、チリよりももっと華やかさがあるようにいつも感じます。アルゼンチンもお気に入りのワイン産地です。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
プレミアム・チリワインの先駆けである、「モンテス」。1988年、チリのワイン・シーンをリードする4人の専門家によって設立されて以来、 革新的なワイン造りを続け、世界の名立たるレストランや航空会社の機内サービスとしても採用されており、今や誰もが認めるチリを代表するトップワイナリーです。
カイケンは、そのモンテス社がチリのお隣の国、アルゼンチンに所有するワイナリー。モンテス社の起源であるチリと、アンデス山脈を越えた隣国アルゼンチンでの新しい挑戦の象徴として、アンデス山脈の渡り鳥、ガンの現地名である「カイケン」と名付けられています。
ブドウ畑は、アルゼンチンで最も名高い銘醸地メンドーサ州に所有。砂土から粘土質、河川により運ばれた沖積土や、山の岩が風により浸食された崩積土も含まれる複雑な土壌がブドウ栽培に適しており、昼と夜の気温差の大きい大陸性気候のため、実った果実は適度な酸を備えながらじっくりと成熟します。加えてアンデス山脈からの風の影響でブドウは乾燥し、1年を通じて病害虫や腐敗の心配がなく殺虫剤や除草剤が必要ないため、自然とオーガニックでナチュラルなワインを造ることができます。
このように、理想的な条件のもと、チリで培った技術と知識を活かし高品質なワインを造り出しているカイケン。その実力は高く評価され、ワイン・アドヴォケイトやワイン・スペクテーターなどの有名評価誌で90点台を幾度も獲得。チリ発のプレミアム品質がそのままアルゼンチンへ渡ったようなワインを生み出す、大注目のワイナリーなのです。
アルゼンチンのカイケン・ウルトラ・カベルネソーヴィニヨンの感想
香りの第一印象はチョコレートと黒系ベリーの果実。しかし、この内、チョコレートはスワリングしていくとあまり感じなくなる。
フレッシュなカシス、ブルーベリー、ブラックベリーなどの黒系果実がたっぷりと入っていて、スパイスも豊富に感じる香り。
そして、鉱物的な香り、イメージは砕いた石のようなニュアンスの香りも感じる。これは濃厚な果実の香りに、少し引締まるようなスッキリ感、いやシャープさを与えている。
また、どっしりではなく、軽やかな微かな花の香りも感じる。
それにしても、「うーん」と唸らせる素晴らしい香りです。抜栓直後からカベルネらしく、濃厚でフルーティな香りが溢れてくるように豊富に感じることができます。
チリやアルゼンチンらしい黒系果実味を豊富に含むカベルネの味わいを想像させる香りです。
口に含むと、程良い酸味、タンニンは非常に豊富で渋味もある。しかし、タンニンの多さほど渋くはない。果実のフレッシュ感があるため、バランスがとれているんだと感じます。
フレッシュなブルーベリー、ブラックベリー、カシスなどの黒系果実のしっかりとしたジュシーさを感じる。たっぷりの果実味、そして、スパイスも豊富です。
香りでイメージしたとおりの濃厚でフレッシュな黒系果実の美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンです。
チョコレートやカカオの要素は、結局味わいの中では感じませんでした。抜栓直後の香りの中にだけです。
今回はエノテカの大型割引で1650円で購入できましたので、非常にお値打ちなワインです。このクオリティでデイリーワインとして飲めるなんて贅沢すぎます。
また、ネットショップだと2200円位から出てるようですが、納得のクオリティと価格だと思います。
ペアリング
抜栓直後の香りにチョコレートを感じたので、「meiji カカオ72%」を合わせてみました。
酸味が強調され、果実のフレッシュさがアップします。このペアリングは、好きな方にとっては結構いけると思います。しかし、逆の方もいるかもしれません。
酸味が強調されるので、酸味が苦手な方はノンで、濃すぎる味わいにフレッシュ感を足して軽やかにしたい方にはウイだと思います。
アルゼンチンのカイケン・ウルトラ・カベルネソーヴィニヨンの基礎情報
・生産地:アルゼンチン>メンドーサ
・葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
・栽培・醸造法:オーガニック、収量制限、古樹、オーク樽熟成
・評価:ジェームス・サックリンク93点、
・インポーター:エノテカ
・参考価格:2200円~
・購入先:エノテカオンライン
今回エノテカのハッピーワイン40%割引1650円で購入
エノテカ・オンラインのおすすめの活用方法のポイントを解説
エノテカオンラインを活用して、ワイン・ライフをもっと楽しめるような便利なサービスなどのおすすめポイントや、ワインを少しでもお値打ちに購入するおすすめの方法などを紹介しています。
アルゼンチンワインのおすすめ記事
ドン・ダヴィ・ピノノワール2017 / ボデガ・エル・エステコ
1200円~。フレッシュなチェリー、少し熟した甘く華やかな赤系ベリー、薔薇の花、スパイスの香り。フレッシュ&熟した赤系果実、スパイスなどの味わい。果実味の華やかさと複雑さを併せ持つ陰性のワイン。
バルダ2017 ボデガ・チャクラ
3000円台~。かのスーパートスカーナの生みの親サッシカイア・グループが造る非常に高品質なピノ・ノワールです。2015年から毎年リピートしています。2017は深淵さを感じるような奥深いワインでした。
バレル・セレクト・シャルドネ2018 ボデガ・ノートン
1300円程~。洋梨、パッションフルーツ、バナナなど南国果実、花、ハーブ、ナッツ、バターなど多様でふくよかな香り。南国果実やバターの風味がするリッチなシャルドネ。
ロ・タンゴ・トロンテス2018 ボデガ・ノートン
フルーツバスケットのような非常に多彩な香りと味わいを見せるワインです。恐らくテロワールとブドウ品種トロンテスの特徴でしょうか。2000円程で購入可能で毎年複数本リピートしているお気に入りです。
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