今回は初めて抜栓するワインで、お気に入りのドイツのファルツという地域のピノノワールです。
ファルツのピノノワールは1000円位でも美味しいワインに出会っています。
そして、2000円位、3000円位と確実に期待に応えてくれるワインに出会ってきています。
そんなファルツのピノノワールですが、今回の造り手はアルバート・グラスです。
アルバート・グラスのワイン自体が初めての経験ですので、楽しみにして抜栓しました。
そんなワインの感想です。
目次
ドイツワイン・ファルツのアルバート・グラス・ピノノワール2020
ドイツワイン・ファルツのアルバート・グラス・ピノノワールの情報は、購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
透明感のある明るいルビーの色調。イチゴやチェリーなどの赤系ベリーの華やかなアロマに、土や鉄分、キノコ、出汁のようなニュアンスが複雑に広がります。口当たりは非常に滑らかで、ピュアでチャーミングな果実味が特徴。円やかな酸、細やかかつ穏やかなタンニンが全体のバランスに調和を生み出し、旨味溢れる余韻が続いていきます。滋味深い味わいの1本です。
手摘みによる収穫の際に選別されたブドウは小さなタンクでマセラシオンを実施。優しくプレスした後、一部はオーク樽で、一部はステンレスタンクで熟成されます。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
ドイツワイン・ファルツのアルバート・グラス・ピノノワールの生産者:アルバート・グラス
ドイツワイン・ファルツのアルバート・グラス・ピノノワールの生産者、アルバート・グラスの情報は、購入先のエノテカから抜粋・引用しています。
詳しくはこちら(エノテカオンラインのページ)
1958年創業。風光明媚なワイン産地ファルツ地方の伝統ある家族経営のワイナリーです。同生産者はこの地に約20haのブドウ畑を所有。
現在醸造を担当するのは、3代目当主のドミニク・グラス氏。創業者である祖父のアルバート氏と幼少時代から畑に同行し、ドイツ国内においてVDP(高品質ワインの生産者で構成される協会)メンバーのワイナリーや、州政府が手掛けるワイナリーなどで3年間ブドウ栽培の修業を積みます。その後、オーストラリア・リースリングのトップ生産者グロセットなど、6年余りの間、リースリングとピノ・ノワールに焦点を置いて、異なる国、地域、土壌で造られたワイン造りを学びました。
品質と味わいのために機械は用いず、手摘みで選別しながら収穫。またブラックラベルシリーズの熟成に用いるバリックは、畑のある地元の森から造られた樽にこだわるなど、常に自然との調和と伝統を重んじながら、クリエイティブな発想を取り入れてワインを生産しています。
ドイツワイン・ファルツのアルバート・グラス・ピノノワールの感想
全体に僅かにオレンジ色が見える、非常に透明度の高いガーネット色。
タイムや白胡椒、ドライフルーツ、チェリーやラズベリー、やや甘い花の香り。
清涼感のあるスパイス、少し甘やかさをイメージするドライフルーツや甘い花、そして、赤い果実のフルーティな香りがします。
そして、肉厚な果実のエキスや少し出汁っぽさなども感じるボリューム感のある香りです。
様々な香りを感じますが、意外にも全体的には清潔感のある香りです。
口に含むと、控えめな酸味、上品な少し甘味、渋味は感じない。タンニンは繊細で気にならないですが、豊富です。
ラズベリーなどのやや熟した赤系果実、ややフレッシュでジューシーな赤系果実、豊富なミネラル、少し出汁っぽさ、少し緑のハーブ、釘や土などの味わい。
ジューシーさもあり、出汁やエキスっぽさもあり、さらにミネラル感もあり、非常に複雑で美味しいです。
タンニンは豊富ですが、全体の印象は透明感を感じる味わいで、舌触りは滑らかで上品です。そして、出汁っぽさなど滋味深さも感じるピノノワールです。
香りや味わい、舌触りもエレガントで、美味しいワインです。
抜栓2時間後、味わいや香りに、やや熟した、ジューシーで上品なストロベリーの風味を全体的に感じます。
美味しい!
酸味のない、甘すぎることのない甘味を感じる、瑞々しさのあるストロベリーを頬張るような味わいです。
フルーツの優しい甘さが美味しいです。
今回のアルバート・グラス・ピノノワールはドイツのファルツのピノノワールですが、同地方のピノノワールではよく好みのワインに出会います。
今回もドイツのピノノワールらしい滋味深さを感じる、エレガントな美味しさだと思います。
アルバート・グラス・ピノノワールは非常に楽しめる美味しいワインですが、手頃な価格ですので、非常にお値打ち感のあるドイツワインです。
おすすめです!
ドイツワイン・ファルツのアルバート・グラス・ピノノワールの基礎情報
・ワイン名:アルバート・グラス・ピノノワール2020
・生産者:アルバート・グラス
・生産地:ドイツ>ファルツ
・葡萄品種:ピノノワール
・原産地呼称等:Qba.ファルツ
・栽培・醸造法等:手摘み。小さなタンクでマセラシオン。優しくプレス後、オーク樽とステンレスタンクで熟成。
・抜栓時期:2022.10.
・インポーター:株式会社KOBEインターナショナル(直営ショップはこちら)
・参考価格(ネットショップ):2500円台~
・購入先:エノテカオンライン(公式ページはこちら)
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ドイツのピノノワールで造るワイン関連のおすすめ記事
今回はドイツのファルツの、アルバート・グラスが造るアルバート・グラス・ピノノワール2020を抜栓しました。上品で滋味深さも感じるドイツの美味しいピノノワールでした。
下記は同じくドイツのピノノワールで造るおすすめワインです。
・シュペートブルグンダー2016/マルティン・ヴァスマー
2500円台~。
抜栓直後から、熟したストロベリーやフレッシュなチェリーなどの赤系果実、華やかな花、爽やかなハーブやスパイスの香り。
口に含むと、熟したストロベリーやフランボワーズなどの華やかさと、控えめな上品な甘み。
・シュペートブルグンダー2018/ヴィラ・ヴォルフ
1800円台~。
少し熟したストロベリー、木苺、赤スグリ、やや甘い香りの花、爽やかなハーブなどのチャーミングさと華やかさを併せ持つ香り。
口に含むと、木苺、アンズ、熟したストロベリーなどの赤系果実と黒系果実の落ち着いた風味、スパイス、ミネラルなどの味わい。
・クロスター・ピノノワール2019/クロスター醸造所
1000円位~。
フレッシュなチェリーなどの赤系果実、ハーブやスパイス、バラの香り。
口に含むと、フレッシュ&少し熟した赤系果実、ハーブやスパイスの味わい。非常に透明感が高く、ほのかな甘やかさが優しくていい。