今回はドイツのピノ・ノワール(=シュペートブルグンダー)です。
少し前からドイツのピノにハマり、日常用として、まだ手の届きやすい価格帯を探究中です。
そんな中で、ドイツ、ピノ・ノワール、3000円以下の条件で検索して、購入した1本です。
とにかく香りが素晴らしい。味わいはやや冷やしめでいただいた方がおいしいワインです。価格からもおすすめのシュペートブルグンダーです。
目次
ドイツのおすすめ2000円台ワイン シュペートブルグンダー2015
ワインの情報は輸入元の稲葉から引用しています。正式にはシュペートブルグンダー・シュペトレーゼ・トロッケンです。
グロースカールバッハの街の斜面を下ったところにある石灰質粘土土壌のブルグヴェークの畑の葡萄を使用しています。収穫し破砕して、醸しを行います。
かつては、グラン ピュイ ラコストで使った樽やフランス アリエ産バリックを使っていましたが、現在はドイツのバリック(ファルツの樫の木)で2年以上熟成させています。
ワインを造るためには、しっかりとバランスをとる必要があり、最低2年は熟成させてからリリースします。
必要成分を取り除いてしまうファイニングはしません。ライナー リンゲンフェルダーによる細心の注意の下に仕上がった、果実、ボディ共に充分な赤ワインです。良いVTのみ生産します。
ドイツのおすすめ2000円台ワイン 生産者リンゲンフェルダー
生産者の情報は輸入元の稲葉から抜粋・引用しています。
ロバート・パーカーの5ツ星って凄い生産者ですよね。私の手元にある「バイヤーズガイド」も第5版でしたので、確認すると5ツ星生産者でした。
詳しくはこちら(稲葉のページ)
以前はアイスワインやベーレンアウスレーゼまで造り、ロバート パーカー Jr.の「バイヤーズガイド5版」で5ッ星生産者として名を挙げられていました。現在は、アイスヴァインやベーレンアウスレーゼは造らず、買い葡萄を用いて瓶詰めしたアイテムなども扱い、より日常的に飲むワインに軸足を移しています。しかし、「買い葡萄は8km以内の近所の知人からしか買わない」という言葉からは、彼自身が所有している畑と同じ土壌で、目の届いた畑仕事がされているかどうか把握しておきたいというこだわりが感じられます。
「樽は地元ファルツ産を使用」 タンクは品種、特徴の違いによって分けるため、600L~10,000Lまで10種類近くを所有しています。すべての赤ワインに木樽を使用し、中には100年使い続けているものもあります。以前はフランス産を使用していましたが、現在は地元ファルツのものを使用しています。
ドイツのおすすめ2000円台ワイン リンゲンフェルダーのピノの感想
甘い赤いベリー系の果実や花の香り。そして、シナモンのようなスパイスの香り。スワリングする前から、熟した赤系ベリーの芳しい香りがしている。
スワリングすると、素晴らしい花束の香り。少し甘くて、優しくて、涼しげな香りがします。
熟れた赤いベリーの果実、花束、爽やかなスパイスの素晴らしい香りがバランスをとりながら、漂っています。果実は売れすぎて甘すぎることもない香り。メインを務めるのは、花とスパイスによる華やかで爽やかな香りです。
素晴らしい!
口に含むと、少し熟したストロベリーなどの赤い果実、熟したブラックベリーの風味が少しあり、森を彷徨うような湿り気を帯びた草や、スパイスの味わい。
程良い酸味、甘味は僅か、そして、僅かに繊細なタンニンを感じる。僅かにタンニンがあるからか、ボディは意外にしっかりしている。それでいて、透明感もある。
ブラックベリーの旨味を感じたので、コメントに入れましたが、少し開くと、分からなくなりました。
開いた上、温度が上がり過ぎると、少し甘味が強調されてくるので、このワインは温度を上げ過ぎず、飲むのがおすすめです。好みとは思いますが…。
温度が冷えすぎでなければ、抜栓直後からポテンシャルを出し切ってくれます。私は恐らく18度位から飲み始めてると思います。
抜栓2日目、シナモンなどのスパイスや花束の爽やかな香り、赤い果実を煮詰めたような味わい。
温度は昨日の抜栓直後よりも低めですが、美味しい。
個人的には温度は20度弱の抜栓直後が一番好みで、次は開いた後のやや冷やした状態もいい。開いた後の温度が少し高めは、その次という印象でした。
温度を上げすぎないように楽しみたいワインです。
個人的には抜栓直後の18度から20度位が最も素晴らしいです。香りが特に最高です!
ピノノワールのおすすめワイン 価格帯・地域別の厳選5本
ブドウ品種ピノノワールで造られたワインから、1000円台、2000円台、3000円台の3つの価格帯、地域別におすすめワインを厳選して5本ずつ紹介しています。
ドイツのおすすめ2000円台ワイン リンゲンフェルダーのピノの基礎情報
・生産地:ドイツ>ファルツ
・葡萄品種:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)
・参考価格:2500円前後~
・栽培・醸造法:手摘み、天然酵母、ファルツ産バリック(小樽)で2年以上熟成、無清澄。
・インポーター:稲葉
・購入先:フェリシティ
ドイツのおすすめ2000円台ワイン リンゲンフェルダーのピノ関連の記事
・1000円台
クロスター・ピノノワール・ファルツ2017 クロスター醸造所
約1000円~。熟したフランボワーズ、花やスパイス、フレッシュなレッドチェリーなどの赤い果実、爽やかなハーブの、野性味を感じる野ばらの香り。口に含むと、フレッシュな赤いベリー系果実、少しスパイスを感じる。高い透明感を感じて、さっぱりした味わい。
・2000円台
シュペートブルグンダー2016 マルティン・ヴァスマー
2500円台~。抜栓直後から、熟したストロベリーやフレッシュなチェリーなどの赤系果実、華やかな花、爽やかなハーブやスパイスの香り。熟したストロベリーやフランボワーズなどの華やかさと、控えめな上品な甘み。
・3000円台
ベッカー・シュペートブルグンダー2014 フリードリッヒ・ベッカー
3000円台~。フレッシュ感からくる軽めの飲み心地と、果実味豊富なふくよさかさのバランスが非常によく、余韻では甘いベリー系の赤い果実の香りがエレガントなワイン。
シュペートブルグンダー・ドッペルシュテュック2014 / フリードリッヒ・ベッカー
3000円位~。ストロベリー、チェリー、フランボワーズなどのフレッシュな赤い果実、エレガントな花や、爽やかなスパイス、少し草花、少しスモーキーな香り。フレッシュな赤系ベリーと少し熟した赤系ベリーが同居して、チャーミングさとエレガンスを感じるワイン!
★ブログランキングに参加中です。よろしければクリックをお願いします!励みになります。