今回は私のお気に入りのブルゴーニュの生産者ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュです。
ブルゴーニュを本格的に飲み始めたのもルーデュモンのこのワインを飲んだのがきっかけでした。
そういう意味では、私のワイン人生の大きな転機を与えたワインの1つに間違いありません。
それ以降は、ルーデュモンのワインは毎年購入する種類や本数も増えて、2017vtはエノテカで購入できる全種類を購入しました。
今回は2017vtは初の抜栓で、セラーで約1年寝かせていました。
さて、どんなヴィンテージなのか楽しみです!
目次
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2017
ワインの情報は購入先のエノテカから引用しています。
2017ヴィンテージのコメント
外観はルビーレッド。
グラスに注ぐとチェリーやフランボワーズなどのフレッシュな赤系果実のアロマとクローブのようなニュアンスがグラスの中から立ち上ります。
凝縮したベリーの風味が口の中に広がり、きれいな酸ときめ細やかなタンニンが印象的。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ブルゴーニュ・ルージュ2017 生産者:ルーデュモン
ブルゴーニュワインへの探究の道を私に開いてくれた大好きなルーデュモン。
日本人の仲田晃司氏が自分の手でワインを造ってみたいという夢を抱いて単身渡仏し、各地の醸造家のもとで修業の上、ついにはブルゴーニュでワイナリーを設立。そのワイナリーがルーデュモンです。
ネゴシアン(ブドウを買付し、醸造はワイナリーで行う)ものをリリースし、現在は自ら畑を所有してブドウ栽培から一貫したワイン造り(ドメーヌもの)もされています。
コミック「神の雫」に掲載された生産者でもあります。
そして、少し前にNHKの「仕事の流儀」でルーデュモンが紹介され、日本でさらに火が付いた感があります。そのNHKで放映された際のワイン造りへのこだわりぶりは同じ日本人として誇らしく思うほどでした。
また、有名な話となりましたが、ブルゴーニュの神様故アンリ・ジャイエ氏から薫陶を受けたことも素晴らしい生産者の証だと言えるのではないかと思います。
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2017の感想
抜栓直後から、エレガントな花、爽やかなスパイス、ややフレッシュなフランボワーズやチェリーなどの赤い果実の香りが溢れている。
少し甘やかで、少し酸味を想像させる。そして、華やかで上品な香りです。
スワリングすると、ストロベリー、フランボワーズ、プラム、様々なハーブやスパイス、ややスモークっぽい香りが加わる。
口に含むと、優しい酸味、上品な僅かな甘やかさ、柔らかい口あたりです。
ややフレッシュなフランボワーズ、チェリー、ストロベリーなどの赤い果実、少しバニラのニュアンスもあり、全体では華やかな味わいですが、やはりブルゴーニュらしく陰性のワインです。
しっかりと大地に足をつけて落ち着いていて、その大地には花々が咲き、様々な赤い果実が実り、多様なハーブが生えている。そんな印象のワインです。
抜栓から1時間もすると、タンニンがこなれて来て、さらに上品な甘酸っぱい赤系果実がめっちゃ美味しい!
抜栓直後のタンニンによると思われる若干のもさっとした印象がなくなり、もっとピュアな果実で、洗練された味わいに感じます。
抜栓2日目は、さらにタンニンはこなれて、より洗練されてエレガントになった印象です。
花々と少し熟したチェリーやフランボワーズなどの赤い果実の香り。そして、上品な甘やかさと優しい酸味を伴うフランボワーズやストロベリーなどの赤系果実の味わい。
抜栓当日より、落ち着きはあるものの、陰性の側面はやや控えめになり、より華やかなでエレガントなワインに変化しています。
2日目の方が明らかに美味しくなっています。
ルーデュモンはどのヴィンテージを飲んでも納得の美味しさですが、どのヴィンテージも味わいが異なり、毎年楽しめます。
2017vtは、華やかさや優しい甘酸っぱさからすると、2014vtや2012vtと近い気がします。
逆に、抜栓直後はタンニンもしっかりとあり、骨太な2015vtと2016vtに近い印象もありました。
よって抜栓初日の印象は、’12&’14と、’15&’16のの中間のような印象でした。
しかし、抜栓2日目の優しい甘酸っぱさとエレガントさからすると、’12&’14にやや近いかなぁという印象に落ち着きました。少し違うんですけどね。
まだ同一ヴィンテージがセラーにあるので、また1年位経ったら抜栓しようと思います。
次に抜栓する時には熟成により、どのように変化しているか、楽しみです!
やはり素晴らしいルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ!
おすすめです!
ルーデュモンのブルゴーニュ・ルージュ2017の基礎情報
・生産地:フランス>ブルゴーニュ
ニュイ・サン・ジョルジュ村ACブルゴーニュ約58%、メルキュレ村のACブルゴーニュ(ビオディナミ)約20%、自社畑(ブルゴーニュVV)約2%、AOCジュヴレ・シャンベルタンとAOCオート・コート・ド・ニュイ20%。
・葡萄品種:ピノ・ノワール
・参考価格:3300円台~
(エノテカオンラインのケースオーダー20%割引3344円で購入)
・原産地呼称等:ACブルゴーニュ
・栽培・醸造法等:平均樹齢30年以上、収穫量35hl/ha。天然酵母のみで発酵、ランソワ社製サントル森産(2年間天日干し物)の新樽率20%で18カ月樽熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。
・抜栓時期:2021.1.
・インポーター:ヌーヴェル・セレクション
・購入先:エノテカオンライン
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3300円位~。白い花、爽やかなハーブ、レモンなどの柑橘系果実、甘やかな花、甘やかな南国果実の香り。少し熟した柑橘系果実、グレープフルーツの後味のような苦味、スパイス、微かにブリオッシュのような風味を感じる味わい。
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