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イタリア・マルケ州の赤ワイン バッカス2016
このワインを買ったきっかけは、イタリアの全20州のワインをまずは最低1本ずつ飲むぞと目標を掲げた際に、取り急ぎ飲んだことのない地域のワインを5,6本購入した内の1本です。
というのは、個人的にはイタリアワインはフランスワインや日本などと同様、様々な世界のワイン生産国の中でもお気に入りの1つだからです。好きな理由は、20州全てで個性的なブドウ品種を使った個性的なワインが造られていることが、その1つに挙げられます。ラインアップの豊富さ・個性、そして伝統と新規性などイタリアのワインは突き詰めるとどこまでも面白くなると思います。
しかし、同時に多様過ぎて飲み切れない、どのように手を伸ばしていけば良いのかを迷ってきました。そこで、取り急ぎ私の目標としては、「各州を1本ずつ飲み、全州制覇する」です。そのワインも土着品種で攻めるか、国際品種を織り交ぜるか、代表的なワインにするかなど、悩み出すと切りがないので、1周目はお値打ちなワインを中心に、とにかく1周することにしました。
今回は、マルケ州の赤ワインで初めての経験です。
生産者のチウチウについて
生産者情報等、詳しい情報は購入先のエノテカさんのページをご参照ください。
エノテカオンライン「バッカス」のページ
イタリア・マルケ州の赤ワイン バッカスの感想
ブラックベリーやブルーベリーなどの黒系果実、フローラルの香り。口に含むと、甘みがある濃厚な黒系果実、甘みのあるスパイス、そして生き生きとした果実味があります。タンニンは豊富で、ベルベットのような滑らかさを持ちます。余韻はかなり長く、最後までコク旨と上品な甘味が味わえます。
香りも非常に良く非常に楽しめます。また、味わいのコメントの通り、凝縮感があり、タンニンも豊富ですが、ベルベットのようなトロリとした舌触りと、上品な甘味がなんとも言えず、美味しいです。
過去に飲んだワインの中で思い浮かべたのは、プーリア州のチンクアンタというワインです。ブドウ品種は全く異なり、ネグロアマーロ50%とプリミティーボ50%のワインですが、素晴らしい香り、凝縮感のある濃厚さ、ベルベットの舌触り、上品な甘味などの共通項が多いです。まだ記事にはしていませんが、セラーに1本入っていますので、リピートして飲んだ際にブログにアップする予定です。ちなみに、このチンクアンタを飲んだ時に思い浮かべたのはボルドー、サン・ジュリアンのラグランジュやラスカーズです。こちらはカベルネ・ソーヴィニョンなどで造られる全く異なるワインで香りの質も違うのですが、舌触り、凝縮感、上品な甘みの種類に共通の要素を感じました。
プロが飲むと全く異なると思いますが、素人テイスターとしては充分楽しんでいます。高価なワインはプロを参考に飲まれるのが無難だと思いますが、お値打ちなワインなどは自由な感性で選ぶのが面白いと思います。外れも当たりも織り交ざりますが、それも楽しみの一つだと思っています。
イタリア・マルケ州の赤ワイン バッカスの基礎情報
1 生産地: イタリア > マルケ州
2 葡萄品種: モンテプルチアーノ50%、サンジョヴェーゼ50%
3 参考価格:1000円半ば
4 栽培法:オーガニック(CCPB認証を1985年取得)
5 購入先:エノテカオンライン
イタリア・マルケ州の赤ワイン バッカス関連のおすすめ記事
類似点を感じたプーリア州のチンクアンタです。
目標「イタリアワイン全州制覇」」
1 既に制覇済の州
1)ブログ記事あり
・ピエモンテ州
・トスカーナ州
・ヴェネト州
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ、パラッツォ・デッラ・トーレ
・プーリア州
・ロンバルディア州
・マルケ州
2)ブログ記事無し(セラーにあり、まだ飲んでいないものを含む)
随時アップしていきます。
ヴァッレ・ダオスタ州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、モリーゼ州、アブルッツォ州、ウンブリア州、サルディーニャ州、シチリア州、バジリカータ州
2 今後制覇予定の州
・トレンティーノ=アルト・アディジェ州、エミリア・ロマーニャ州、リグーリア州、ラツィオ州、カンパーニア州、カラブリア州