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ドナスのヴァッレ・ダオステ2013
このワインはイタリアのヴァッレ・ダオスタ州(アオスタの渓谷の意)で造られています。ヴァッレ・ダオスタ州の位置関係ですが、イタリアの北西にあるピエモンテ州のさらに北西にあります。北はスイス、西はフランスと国境を接しています。
ここまでくると、このワインがネッビオーロというブドウ品種が90%使われていることがなんとなく理解できるような気がします。ネッビオーロはピエモンテ州の赤ワインの主要な品種の1つであるからです。
また。緯度的にはピエモンテ州よりもさらに北に位置するため、より冷涼な気候ではないか、そして、そこで造られるネッビオーロは、より酸味があり繊細なのではないかと想像します。
この州のワインは始めてですし、ネッビオーロに他の品種をアッサンブラージュ(ブレンド)しているワインを飲んだ経験も少ないですので、美味しければ今後この州のワインも飲んでいきたいと思います。
ヴァッレ・ダオスタ州の生産者ドナスについて
生産者の情報はエノテカから抜粋・要約しています。
ドナスについて
詳細はこちら(エノテカオンラインのページ)
ドナスは、ヴァッレ・ダオスタ州、アオスタのワイナリー。アオスタの町はフランスとスイスへの分岐点となっていて、ローマ時代は戦略上、重要視された場所でした。
ドナスは、会社組織としては80軒の農家からなる協同組合です。1軒の農家が所有する畑はワイン用のブドウ畑としては非常に小さな区画ですが、これが高品質のワインを生み出す秘訣。
各農家が、自分の広くない畑の隅々まで目を行き届かせながらブドウの栽培をしています。
また、畑は円形劇場型の谷となっており、全体が南西向きのため、十分な太陽光を確保でき、ブドウの育成にとって最高の条件となっているのです。
収穫は全て手摘みで行い、ブドウはモノレールで運搬されます。
このような環境で育ったネッビオーロ種で造られるワインは、同品種のピエモンテのワインと比べると軽やかなボディとアロマが特長です。
ドナスのヴァッレ・ダオステ ヴァッレ・ダオスタ州の赤ワインの感想
ブルゴーニュのような香り、赤いベリー系の果実、花、スパイスの芳しい香りがします。口に含むと、イタリアらしく果実味が豊富で、程良い凝縮感もあります。
ブルゴーニュのようなエレガンスと、赤い果実の凝縮感からくる力強さが同居したような印象を受けるワインです。
酸味が少しあり、果実味は程良いバランスをとっています。
このワインはネッビオーロが90%使われていることからでしょうか、ブルゴーニュのようなエレガンスを感じる香りがします。
また、グラスに注いだワインの色はネッビオーロ系の色合いです。
このワインには独特な味わいがあり、美味しさと複雑さを演出しています。それは私が良く知らないフレイザとネイルというブドウ品種によるものか、はたまた初めて飲んだヴァッレ・ダオスタ州によるテロワールなのか、私レベルだと感覚的にも理解することは難しかったです。
しかし、ネッビオーロを主要品種としていることから、バローロなどに通じるようなエレガンスを持ったワインです。
価格面から考えても、1度挑戦してみる価値がある美味しいワインだと思います。
もう少しヴァッレ・ダオスタ州のネッビオーロを探究して行きたいと思います。
ドナスのヴァッレ・ダオステ ヴァッレ・ダオスタ州の赤ワインの基礎情報
・生産地:イタリア>ヴァッレ・ダオスタ州
・葡萄品種:ネッビオーロ90、フレイザ5%、ネイル5%
・参考価格:3000円位
・原産地呼称:DOCヴァッレ・ダオスタ
・購入先:エノテカオンライン
目標「イタリアワイン全州制覇」」
1 既に経験済の州
1)ブログ記事あり(※リンクはこのブログの他の記事)
・ピエモンテ州
・トスカーナ州
・ヴェネト州
・ヴァッレ・ダオスタ州
・プーリア州
・ロンバルディア州
・マルケ州
・モリーゼ州
2)ブログ記事無し(セラーにあり、まだ飲んでいないものを含む)
随時アップしていきます。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、アブルッツォ州、ウンブリア州、サルディーニャ州、シチリア州、バジリカータ州
2 今後制覇予定の州
・トレンティーノ=アルト・アディジェ州、エミリア・ロマーニャ州、リグーリア州、ラツィオ州、カンパーニア州、カラブリア州