8月に機中泊を含め7泊8日でパリ、アルザスに旅行に行ってきた際のレポートです。基本的に飲んだくれの旅ですが、我々にとっては非常に楽しい旅となりました。
以下は基本的に時系列で記載しています。
目次
パリ・アルザスへの旅 【移動】
・エール・フランスで関西国際空港からシャルル・ド・ゴール空港へ。
フライトは12時間、時差マイナス7時間です。機内食(エコノミークラス)と飲んだお酒も別記事でアップしていますので、ご興味がありましたら下記リンクよりご参照ください。
12時間のフライトですが、ワインを飲んで、酔いつぶれて寝てをしていたら、あっという間についてしまいます。
・高速鉄道TGVでシャルル・ド・ゴール空港からアルザスの中心都市ストラスブールへ。
空港(パリ市街から北北東約23km)内にあるシャルル・ド・ゴール駅からストラスブール駅まで約2時間30分程。地理的な位置や距離感は下記図のパリとストラスブールのようなイメージです。
下記写真は鉄道での移動中に車窓からパシャリ。シャンパーニュ・アルデンヌ駅です。今回は残念ながら素通りですが、高速鉄道TGVで空港からは30分、パリからは45分と、かなり近いことが確認できました。
なお、TGVの車窓からの景色はほぼずっと畑です。シャンパーニュ近くはブドウ畑も多かったのですが、それ以外の地域もいろんな作物が広大な畑に植えられています。美食の国フランスは農業大国でもあることを改めて実感しました。
こぼれ話:
往路のTGVの2等客車は満席でしたので、車両入り口付近の荷物の置き場に空きがなく、大変でした。荷物の置き場所を確保できないと、座席の足元も通路も大型のスーツケースは非常に置きにくいと思います。1等客車も検討しておくと良いなぁと感じました。ちなみに、以前ボルドーに行ったときに1等客車を利用しましたが、荷物置き場も座席も広く快適でした。
なお、復路のTGVは同じく2等客車で移動しましたが、この時は荷物置き場にスーツケースを置けたので快適でした。
パリ・アルザスへの旅 【アルザス編】ワイナリーツアー含む
スケジュール:1日目の夜20時頃に到着し、ストラスブールで3泊し、4日目にランチをしてから、午後にパリへ移動。
ここからはアルザス旅行についてのレポートです。今回の旅行では、アルザスのワイナリーを訪問すること、そして、アルザスの郷土料理を食べ、美味しいワインを飲み、美しい街並みを見ることが目的でした。アルザス旅行の詳細は別記事で書いていますので、詳しくは下記をご覧ください。
・ワイナリーツアーも含めたアルザス旅行の記事
アルザス、ストラスブールの街に到着
・ストラスブール駅
アルザスの中心都市ストラスブールのル・グラン・ドテルに3泊しました。ホテルの立地は駅前と言うこともあり、電車の移動(後日コルマールという街にTERという電車で移動しました)にも便利ですし、ストラスブールの旧市街地にも散歩がてらに移動できる距離感でした。1泊朝食付きで10,000円程度ですが、朝食も結構楽しく、パンや果物の種類が多く、ハムやチーズも美味しくいただきました。やはりフランスのバケットなどパンはどれも美味しいかったです。
詳細は下記エクスペディアのページをご参照ください。
このホテルの部屋から、ストラスブールの駅舎を見ることができます。外見はドームに覆われている感じで近代的に見えます。しかし、ドームの中は古い建物をそのまま利用しており、さらに建物の中はリノベーションを施し、駅中には衣料品や、ポールなどの食品関係、カルフールの系列のスーパーなど多くのショップが入っていました。
・夜、ホテルで抜栓したワイン
夜はシャルル・ド・ゴール空港で買ってきたワインをホテルの部屋でさっそく抜栓しました。ラングドックのIGP※で、ブドウ品種はグルナッシュ、サンソ―、メルローです。
旅行中に飲んだワイン等40種類のお酒の一覧は別記事でもアップしています。よろしければご覧ください。
※IGPについては次の記事をご参照ください。
アルザス・ワイナリツアー
今回の旅行の目的の1つは、アルザスワインをもっと知るということでした。そのためにワイナリーを訪問して現地でワインのテイスティングをするツアーを申し込みました。ワイナリツアーの詳細は次の記事をご参照ください。
下記画像は「VELTRA」のアルザス・ワイナリーツアーのページにリンクしています。こちらで申し込みし、参加しました。
アルザスワイナリツアー、オデルヌの村
「アルザスの守護聖人オディールの生誕の地」であり、ワイン街道沿いの中世の建物が残る美しい村でした。
アルザスワイナリツアー、ワイナリー1軒目 ドメーヌ・ノエル・バシェル
家族経営との説明でしたが、19種類もある豊富なラインナップでした。ここでは9種類をテイスティングしました。テイスティングの内容は次の記事をご参照ください。
アルザスワイナリツアー、ワイナリー2軒目 ドメーヌ・アチレ
2軒目はブドウ栽培ではビオディナミやオーガニックを実践し、新しい設備を導入するなど新進気鋭のワイナリーといった趣でした。ここでは5種類をテイスティングしました。テイスティングの内容は次の記事をご参照ください。
アルザスワイナリツアー、リクヴィルの村
「アルザスの真珠」と表され、また「フランスで最も美しい村」に認定されています。この村で昼食をとり、美しい街並みを散歩しつつ、3軒目のワイナリーとチーズ屋さんに連れて行っていただきました。
アルザスワイナリツアー、昼食に食べた郷土料理「ベッコフ」
この料理については下記別記事で紹介しています。ご覧いただければ幸いです。
アルザスワイナリツアー、ワイナリー3軒目 ドメーヌ・ドップ・オ・ムーラン
このワイナリーは創業1574年の歴史を持ち、様々な先鋭的な取り組みも行ってきた、まさにアルザスの名門でした。ここでは7種類をテイスティングしました。テイスティングの内容は次の記事をご参照ください。
・ワイナリーツアー夜、ホテルで飲んだワイン
ワイナリーツアーは17時過ぎにストラスブールに到着して終了しました。その後、さっそくワイナリーで買い付けしてきた6本のワインの内、1本をホテルで抜栓して飲みました。ワインの感想は下記記事をご参照ください。
下記画像は「VELTRA」のアルザス・ワイナリーツアーのページにリンクしています。こちらで申し込みし、参加しました。
アルザスワインの情報の整理に
アルザス、コルマールの町
コルマールはストラスブールからTER(電車)で2駅30分、アルザスワインの中心地です。ジブリ映画の「ハウルの動く城」の街並みのモデルになったと言われ、また、ディズニー映画の「美女と野獣」の舞台にもなった街とのことです。
アルザス、コルマール旧市街地までの風景
午前中は散歩するには公園は清々しく良いですね。旧市街地まで少しありますが、のんびりと公園を通り、徒歩で向かいます。
写真の建物は趣があったので撮影しておきました。
アルザス、コルマールの旧市街(以下)
大きな公園を抜けると、木組みの童話のような美しい建物が続く旧市街地です。ベランダや水路沿いに花壇を設けるなど街の人々も一体となり、美しい街を作りあげています。
写真下段が「ハウルの動く城」のオープニングに出てくる建物のモデルと言われています。確かにそっくりです。
アルザス、バルトルディ美術館@コルマール
自由の女神を作った彫刻家の名を冠した美術館です。写真のオブジェはフレデリック・バルトルディ作で1855年のパリ万博に出展したものです。
アルザス、サン・マルタン教会@コルマール
約130年かけて造られ、14世紀に完成した教会です。こちらも立派で、歴史を感じさせる建物でした。
アルザス、旧税関@コルマール
旧税関は現在はMUSEE(博物館)になっていました。べランダに花を飾り、独特な屋根などもアルザス地域のものとのことです。
アルザス、プティット・ヴェニース@コルマール
運河沿いに花壇を設け、また、立ち並ぶ木組みの建物、その建物の窓には花を飾り、非常に美しく絵になる風景です。多くの方々がここで写真を撮っていました。
ランチ アルザス郷土料理「シュークルート」@コルマール、
アルザスの郷土料理とワインを、美しい景色と運河の上のテラスで風を浴びながらいただきました。
この料理は下記別記事で紹介しています。ご覧いただければ幸いです。
・夜、ホテルで抜栓したワイン
この日の夜は、昼間コルマールで美味しそうにビールを飲んでいるのを目撃したので、アルザス地域で造られているビールをスーパーで買ってきて、まずは乾杯!
ビールの次はワイナリーツアーで、買ってきたワインをホテルで2本抜栓して飲みました。ワインの感想は下記記事をご参照ください。
アルザス最終日 ストラスブールの街
アルザス最終日はのんびりとストラスブールの美しい街並みをお散歩することにしました。川、旧市街地を通り、その中心にそびえるノートルダム大聖堂を目指します。
アルザス、ストラスブールの街並み1 プテット・フランス
ストラスブールの旧市街を川が囲んでいます。この川の本流が4つの支流に分かれるあたりをプティト・フランスと呼びます。その川の水量を管理している施設とその近隣の街並みの風景です。大聖堂に向かって、川沿いを古い建物を眺めつつ、朝の涼しい風を浴びながらのお散歩にはちょうど良いコースでした。
アルザス、ストラスブールの街並み2 木組みの建物
美しい水路沿いの景色を眺めながら歩を進めると、中世の雰囲気が色濃く残る木組みの建物が立ち並ぶ風景が現れてきます。
アルザス、ノートルダム・ド・ストラスブール大聖堂とその周辺@ストラスブール
実際に建物を見に行くと、写真では巨大すぎて全体像をとらえることはできませんでした。また、緻密な彫刻でびっしりと覆われており、ただただ圧倒されます。
アルザス、ストラスブールでランチ
ストラスブールからほど近いカフェでランチにしました。この料理は下記別記事で紹介しています。ご参照いただければ幸いです。
アルザス旅行の感想
初日のアルザス、ワイナリツアーはやっぱりワイン好きとしては非常に楽しかったです。グラン・クリュや極甘ワイン、ピノノワールも含む20種類程度のワインをテイスティングすることができ、いっきにアルザス・ワインのテイスティングの経験値を上げました。
また、リクヴィルやオデルヌなどの村も立ち寄り、アルザス地方特有の中世のような木組みの建物や街並みを観ることができて、良かったです。また、世界のワイン好きとの思わぬ国際交流ができたことも英語のワイナリツアーに参加したメリットでもありました。
そして、ストラスブール、コルマールの街並みの素晴らしい建築物を見ることができ、アルザス旅行を通して、美味しい郷土料理とワインをいただくこともできて満足のいく旅行となりました。
パリからは近く、リピートも容易なので、また訪れたいと思います。今度はもっとショートスティにして楽しんでもいいなあと妻と話をしています。
・ワイナリーツアーも含めたアルザス旅行全体の記事
・アルザス、ワイナリーツアーの記事です。
パリ・アルザスへの旅 【パリ編】ロダン美術館・パンティオン含む
ストラスブールで昼食後、高速鉄道TGVでストラスブール駅からパリ東駅に到着(2時間30分程)。同駅からタクシーでモンパルナスのホテルまで約30分(参考までタクシー代17.5€)。
宿泊するホテル「ヴィッラ・モディリアーニ・オテル(Villa Modigliani hotel)」到着。
ホテルの詳細は、リンク先のエクスペディアのページをご参照ください。
内観・外観とも歴史がありそうな趣のある素敵なホテルでした。中庭が2ヶ所有り、そこにソファー・セットがあり、我々も何度かくつろぎました。部屋が広めでバス・トイレはセパレート。パリでは珍しいのではないかと思います。1泊10,000円程。朝食別(1600円位/食)。
写真上段左から、敷地内への入口、建物入口、中庭、中庭の向かいの建物。
・夜、ホテルで抜栓したワイン
この日まで白を中心に飲んでいましたので、パリのスーパー・モノプリで赤ワインを購入し、ホテルで抜栓しました。ブドウ品種カリニャン、シラー、グルナッシュ。AOCコスティエール・ド・ニーム。ワインの感想は下記記事をご参照ください。
旅行中に飲んだワイン一覧は別記事でもアップしています。よろしければご覧ください。
パリ、リュクサンブール公園&リュクサンブール宮殿
翌日はリュクサンブール公園のお散歩から始めました。敷地が東京ドーム5個分という巨大な公園がパリ市内にあることが驚きです。残念ながら、宮殿の内部は見学できませんが、外観だけでも趣きがある建物です。
写真はリュクサンブール宮殿正面2枚と裏側1枚。それ以外は公園内の風景。宮殿は側面から見ると非常に奥行きがあり、写真の印象以上にはるかに巨大な建築物です。
もともとはルイ13世の母親マリー・ド・メディシスの居城であったリュクサンブール宮で、現在は元老院議会(フランス国会の上院議会)の審議場であり、かつてはフランス革命時に牢獄として使われたことなどもあります。
イタリア、フィレンツェのメディチ家のビッティ宮を模して造られています。公園では市民の方がベンチに腰を掛け、ゆったりと寛いだり、ジョギングやウォーキングしている光景を見かけました。
パリ、サン・シュルピス教会
リュクサンブール公園から少し歩いた辺りにある教会。ルイ13世の時代の1646年に建築を開始し、1745年竣工(完成)。設計はルーヴルやヴェルサイユ宮を設計した数名の建築家によります。ナポレオンがクーデターを起こして皇帝となる3日前に、この教会で700名を一堂に集めたナポレオンの栄誉を祝う宴が開かれたとのことです。また、ドラクロワによって描かれたフレスコ画「ヤコブと天使の戦い」が教会内部にあります。
パリ、昼食に食べた「タンドリーチキン」
この料理は下記別記事で紹介しています。よろしければご覧いただければ幸いです。
写真は食べた料理と周辺の街並み。
パリ、ロダン美術館
昼食後、メトロのヴォルテール駅から出てすぐ近くにあるロダン美術館に行ってきました。入館料:12€(1400円位)。直ぐ通りを挟んだ向こう側にはナポレオンの墓であるアンヴァリッドがあります。
上記写真は、上段左が美術館前の通り、上段右から美術館入り口、外観×3枚です。
ロダン美術館はロダンの終の棲家となった邸宅を美術館に改装したもので、非常に広大な敷地に庭園と建物があります。建物内と庭園にはロダンの彫刻が多数配置されています。
上記写真は、ロダン美術館の庭園から邸宅を望む風景。パリ市内とは思えない広大さ。
建物内と庭をゆっくりと1周しながら、「地獄の門」や「考える人」など有名な彫刻も観ることができました。躍動的でリアルな筋肉や表情の描写など見ごたえタップリです。
上記写真は、地獄の門、庭園から望むアンヴァリット(ナポレオンの墓)の廃兵院の塔、美術館のチケットとリーフレット。
その後、敷地内のカフェで一息入れました。
※こぼれ話:異国の地下鉄に乗るのも面白い。
移動のため地下鉄に乗車して、列車の真ん中で立っていた際、遠足?と思われる小学生20人程と引率の先生が乗車してきて我々は囲まれる形になった。
子供達は既にテンションが高く、車内はいっきに賑やかな状態に。
子供が背負っているリュック内の水筒から水が染み出して、リュックも床もびちゃびちゃになり、子供たちのテンションはますます上昇。
いたずらして先生に怒られて泣き出しそうな子がいたりと、騒然とした雰囲気はマックスに!
そんな折、でかい音でアコーディオンを弾きながら、大声で歌う人が列車に乗車してきて、車内は完全なカオスに!
・フランスも子供は個性豊かで見ていて飽きませんね。我々も含めて車両の乗客はみんな温かく見守っていました。
・地下鉄では、アコーディオン弾きや演劇のセリフ?を大声でしゃべる人に、いつも遭遇します。今回は2度遭遇し、前回パリを訪れた際にも1度遭遇しました。
・夜、ホテルで抜栓したワイン
パリ2日目のこの日は、ワイナリーツアーで購入したワインを抜栓しました。ワインの感想は下記記事をご参照ください。
パリの街並み
パリ3日目、実質最終日となりますが、やはりのんびりとお散歩することにしました。大通り(モンパルナス通り⇒サン=ミッシェル通り)を歩きながら街並みを見つつ、カルチェラタン地区を散策し、セーヌ川沿いにルーヴル美術館辺りを歩くプランとしました。
パリの美しい街並み
上記の写真は実際にはパリ2日目に取った写真です。モンパルナス通り付近のはずです。
パリ、モンパルナス通りからサン=ミッシェル通りへ
パリは第2次世界大戦でナチス・ドイツの占領下になりましたが、こんな味のある街並みが良く残せたなあと思います。日本は江戸時代の木造建築物は難しくても、和洋折衷の明治・大正時代の趣のある建物はたくさんあったと思いますが、戦中の空襲や戦後の復興で多くが消失してしまい、非常に残念です。
そういえば、散歩中に建て替えている最中の建物がありましたが、古めかしい隣の建物と同じトーンで造られていましたので、決して古い建物が残っている訳ではないのかもしれません。いずれにしても、いい味のある建物と、その街並みです。
パリ、パンテオン
もともとは教会として建設されましたが、現在はフランスの偉人を祀る霊廟として利用されています。1792年竣工。初期新古典主義建築の傑作。入館料:9€(1000円位)
写真上段左から、パンテオン外観×2枚。中段左、内観(ドーム内側)、中段右、パンテオン入場チケット。下段はパンテオンから望むエッフェル塔。
パンテオンは、聖ジュヌヴィエーヴの丘に建っていたパリの守護聖女ジュヌヴィエーヴを祀った古い教会を、ルイ15世が18世紀に再建したもの。
祀っている偉人の例(wikipedia「パンテオン(パリ)」より):
マリ・キュリー(放射線の研究でノーベル物理学・科学賞受賞)、
ジャン・モネ(実業家。欧州統合の父の1人)、
ジャン・ムーラン(政治家。レジスタンス運動の指導者)、
ルイ・ブライユ(盲学校教師。ブライユ点字を考案)、
ジャン・ジャック・ルソー(哲学者他)、
ヴォルテール(哲学者他)、
エミール・ゾラ(小説家。「居酒屋」「ジェルミナール」など)、
アレクサンドル・デュマ・ペール(小説家。ダルタニャン物語、モンテ・クリスト伯など)、
ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ(18世紀最大の数学者)、
ヴィクトル・ユーゴー(レ・ミゼラブル著者)
パリ、サンテディエンヌ・デュ・モン教会
パンティオンの直ぐ斜め後ろにある、聖エティエンヌに捧げる教会(13世紀建設。その後増設し、17世紀に現在の形に)。造りも古く、こちらの教会も趣があります。外観・内観とも荘厳な雰囲気があり、身が引き締まる感じがしました。装飾や曲線が美しかったです。
パリ、パンテオン周辺 第5区区役所
パンティオンの正面を囲むように建つ建物です。パリ5区区役所と、パリ大学?のようですが、趣のある建物で素敵です。
パリ、カルチェラタン地区、パリ大学(&ソルボンヌ大学)
パリ大学が集中するカルチェラタン地区。パリ大学の建物の外観を見ながら散歩しました。カフェでは書物を開いて勉強したり、読書にふけっている方なども多く見かけました。他のカフェではそういう光景はあまり見かけなかったので、やはり大学周辺という感じです。
パリ大学は13の総合大学に分かれています。その内、3大学がソルボンヌ大学の名前がつきます。ソルボンヌの名称は、1253年の神学を志す貧しい学生のための学寮を神学者ソルボンヌが創設したことが起源とのことです。日本の大学の起源が江戸末期ですので、歴史を感じる大学です。
写真はパリ第3・第4大学(ソルボンヌ大学)、第5・第6大学とその付近です。
パリ、サン・ミッシェルの噴水、ルーヴル美術館への道すがら
カルチェラタン地区からサン=ミッシェル通りをセーヌ川まで歩き、さらにルーヴル美術館に向けて歩いて行きます。
下記の写真上段はメトロのサン・ミッシェル駅の上にあるサン・ミッシェル公園のサン・ミッシェルの噴水と大天使ミカエルの像。中段左がノートルダム大聖堂。以下、セーヌ川沿いの建物です。
サン・ミッシェルの噴水:ナポレオン三世時代にオスマンによって造られた大天使ミカエルが悪魔を懲らしめている像が中心に設置されており、善と悪の戦いを示しています。
ノートルダム大聖堂:ノートルダム大聖堂は火災後の修復中のため、近づくことができませんでした。前回パリを訪問した時は内部も見学したのですが、建物内・外のあの荘厳な姿の復活を祈るばかりです。
パリ、ルーヴルへの道2
ルーブル美術館、チュイルリー公園辺りまでを散歩して、その後、公園を出て、セーヌ川沿いに歩きます。写真上段はルーヴル美術館の建物をセーヌ川沿いに観ています。写真下段2枚は周辺の建物と街並みです。
以前パリに来た時は、ルーブル美術館、チュイルリー公園、コンコルド広場、シャンゼリゼ大通り、パリの凱旋門まで公園をまっすぐ突き抜けて歩いて行きましたが、今回は敢えて、外側から周辺の建物や風景を中心に見ていきました。
パリ、ルーヴル美術館とチュイルリー公園
ルーヴル美術館の建物の彫刻、ガラスのピラミッドとルーヴル美術館の正面、美術館の前に広がるチュイルリー公園です。
この辺りは人がいっぱいですので、引きでやや上方を撮影したため良い写真がありませんでした。実際には公園の広々感と芝生や草木、多数配置されているオブジェがあり、その公園を趣のある建物に3方向を囲まれているといった風景になっています。
パリ、オルセー美術館、レジオン・ドヌール宮、ブルボン宮、グラン・パレ、アンヴァリッド
チュイルリー公園を後にして、また、セーヌ川沿いをアンバリッドに向けて歩いて行きます。以前はオルセー美術館に立ち寄り印象派の絵画を堪能しました。今回はセーヌ川沿いのオルセー美術館の建物のみ(下記写真2枚)。
下記写真上段左がレジオン・ドヌール宮(ナポレオン一世が制定し、現在に続く栄典制度であるレジオン・ドヌール勲章の勲位局がある)、残り2枚の写真はブルボン宮(フランス下院議会にあたる国民議会の議事堂)です。
下記写真はグラン・パレ(1900年パリ万博の際に建てられた大規模展覧会場・美術館)
下段はアンヴァリッド(ナポレオンの墓)、軍事博物館にもなっています。建物の手前はかなり広い芝生広場があり、たくさんの方が寛いでおられました。
パリ、サン・フランソワ・グザヴィエ教会(イエズス会ザビエルゆかりの教会)
アンヴァリッドを横目に見ながら、アヴァリッド通りを進んで行くと、フランソワ・ザビエルにゆかりのある教会が現れます。ザビエルはイエズス会創設者の1人でカトリックの聖人となっています。中学校の歴史の教科書に、日本に初めてキリスト教を伝えた人物(1549年)として登場していたと思います。
パリ、アンバリッド通り沿いのカフェでランチ
既に14時近くだったので、ランチにしました。すぐ横はロダン美術館です。
フランス旅行中の料理は下記にまとめています。ご覧いただければ幸いです。
パリ、モンパルナス通り沿いのビストロでディナー
アンヴァリッド通りをさらに進むとモンパルナス通りと合流しましたので、モンパルナス通りからモンパルナスのホテルに一旦戻り、その日の夕刻にホテル近くのビストロでディナーにしました。
料理は「舌平目のムニエル」他と、ワインをボトルでオーダーしました。
フランス旅行中の料理は下記にまとめています。ご覧いただければ幸いです。
シーフードに合わせてオーダーしたワインの感想は下記記事をご覧ください。
パリでの心残り
今回はタイミングが合わず、行くことができなかったので、次回に持ち越しとなりましたが、クラッシックのコンサートやリサイタルに行きたかったなぁというのが少し心残りでした。
前回パリに行った際は、パリの地元の小さな教会のピアノ・リサイタルを聞きに行き、非常に楽しかったので、また、行きたいですねぇ。
その時の曲目はバッハとリスト、奏者がたまたま日本人の方で,Remi Masunaga sanと言う方でした。遠い外国の地で頑張っておられるのを尊敬するとともに、応援したい気持ちでいっぱいになりつつ、素敵なピアノを聞かせていただきました。
パリ旅行のまとめ
パリでは、アルザスのように観光地を回るような旅にせず、宿泊したモンパルナスを中心にパリのセーヌ川南側をのんびり散策し、街並みを楽しむようなゆったりとした旅にしました。
パリは何気ない建物も美しく、それらの建物で構成される通りや街並みも見ていて飽きません。また、様々な歴史の舞台になった場所や建築物がいたるところにあり、歴史をもっと勉強してからいくと、さらに楽しめると思います。
満足したパリ滞在でした。
上記はgoogle mapから拝借しています。赤いラインは3日目に散歩したルートです。青いアンダーラインはパリ滞在中にチェックした建築物等の一部です。
パリ・アルザスへの旅 最終日移動、機中、関空着
最終日の午前中は、ホテルの朝食をゆっくりいただき、中庭のテラスでのんびりとしました。
その後、シャルル・ド・ゴール空港にモンパルナス駅横のバス停からバスで移動(約45分程)。空港で軽くサンドイッチを食べつつ、機体整備のため予定より1時間遅れで離陸。
12時間のフライトと時差7時間を足し、翌日の午前9時半頃に到着し、7泊8日のフランス旅行は終了しました。
機内食(エコノミークラス)と飲んだお酒も別記事でアップしていますので、ご興味がありましたらご参照ください。
パリ・アルザスへの旅(ワイナリーツアー含む)関係のおすすめ記事
パリ・アルザスへの旅(ワイナリーツアー含む)参考情報
旅程や利用したサービス
実際の旅程は以下のとおりです(日本からアルザス⇒アルザスで3泊。アルザスからパリ⇒パリで3泊。パリから日本、機中で1泊)
1日目:日本を午前中出発し、12時間のフライト後、時差でその日の日中にシャルル・ド・ゴール空港に到着。高速鉄道TGVで2時間半程でアルザスのストラスブールに夕方到着し、ストラスブールで3泊。
4日目:同じくTGVでストラスブールからパリに移動し、パリで3泊。
7日目:復路のフライトは、午後早めの便で出発し、翌日の朝、早めに日本に到着しました。
参考資料
「地球の歩き方」を片手に旅行しました。妻が「フランス」版、私が「パリと近郊の町」版を所有していましたので、各自で持っていきました。また、このブログの記事を作成する際に参考にしています。
利用したサービス
今回のフランスへの旅行及びワイナリーツアーは下記を利用して計画を立てました。旅慣れている方は不要と思いますが、私のように不慣れな方には少しは参考になるかもしれませんので、記載しておきます。
・ワイナリーツアー
「VELTRA」というWEBサイトから、ワイナリーツアーを日本で事前に申し込みをして参加しました。以前、同じくVELTRAを利用してボルドーのワイナリーツアーにも参加しています。
下記画像は「VELTRA」のアルザス・ワイナリーツアーのページにリンクしています。こちらで申し込みし、参加しました。
日程もいろいろ選べますし、アルザス以外にも、ボルドーやブルゴーニュなど他地域のワイナリーツアーもたくさんオン・リストされていますので、ぜひチェックしてみてください。ワイン好きならツアーの内容を見ているだけでも、いつかは行くぞと思いながら楽しくなります。
・航空券とホテル
「エクスペディア」というWEBサイトで、航空券とホテルをなるべく安く確保しました。今回は8月の最終週を土曜日から土曜日の間で旅行しましたので、下記は同様の設定をR2年ヴァージョンでエクスペディアでおこなっています。
・下記はパリで宿泊したホテルのページです(エクスペディアへのリンク)
ヴィッラ・モディリアーニ・オテル(Villa Modigliani hotel)
・下記はストラスブールで宿泊したホテルのページです(エクスペディアへのリンク)
・グローバルWIFI
今回はグローバルWIFIを活用しました。予め日本でWEB上で申し込みをして、当日日本の空港で受け取り、帰国後に空港で返却するといった簡単な流れでした。割引もあり、結構安価でした(7日間で2000円未満でした)ので、活用をご検討されてはいかがかと思います。